『キング・コング』(1933)
2006年 01月 01日
<オリジナル完全版>と銘打たれた本編と、続編である『コングの復讐』とのカップリング2枚組で、思えばこれが初めて買ったLDのソフトだったんだなぁ。
あれから早15年。今じゃLDは絶滅寸前だし、時代は流れていきますなぁ、しみじみ・・・。
さて、この作品に関する感想は既にサイトの方に書いてあるのだけれども、改めて見てみるとコングの狂暴性、残虐性がかなり強調されている点に驚く。逃げ惑う人を踏み潰したり、噛み千切ったり、ビルから投げ捨てたりと、再三繰り返される”美女と野獣”というテーマの、その”野獣”の部分が遺憾なく発揮されている。対する”美女”アンは、コングを前にしては泣き喚くだけ。徹底的に拒否の反応を示している。
これが1976年版となるとコングがかなり”紳士”と化し、一方のドワンもコングに対して心を開いているので、ラヴ・ストーリーの側面が強調されている。
あの状況でコングに対して理解を示せるものかどうか、拒絶する方がリアルな反応ではないのか、という気もするが、でも”美女と野獣”の関係が断絶のまま終ってしまうのも食い足らない印象も残るし、どちらが良いのかは難しいですな。そろそろ2005年版も見に行ってこようと思っているのだけれども、この最新版のスタンスはどちら寄りなのだろう。
ただ一つ言えるのは、オリジナル版にはコング以外に恐竜が多数登場し、場面を盛り上げてくれている。リメイク版は大蛇のみ。ここだけは間違いなくオリジナル版に軍配が上がるだろう。
結局この作品が2005年に見た最後の映画で、一年の年間目標”100冊100本(本を100冊読んで、映画を100本見るぞ)”の最終数字は、116冊117本となった。
引越しのドタバタがなければ、映画はもう10~20本くらいは見られたんじゃないかと思うけれど、本は予想を遥かに超える数字。
今年は具体的な数値目標は掲げないものの、昨年以上は目指したいと思う。
今年も一年、宜しくお願いします。
250億円もの巨費を投じられて作られたジャクソン版「キングコング」。それはもう期待大です。 しかし、過度な期待が仇となって、見終わった後には時間の無駄だったと怒りすら覚えました。とにかく 長い。 ... more
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本年もよろしくお願いします。
それにしても、映画117本は頷けるとしても、年間116冊には驚きです。
単純計算で、3日に1冊は読破してるわけですもんねぇ。
私は極端な遅読組なので、たくさん本を読める方が羨ましく思います。速読のコツがあるのなら、是非ご教授頂きたいッスw
今年もよろしくお願いいたします。
うちには、見ることのなくなったLDが何枚かあります。「未知との遭遇」「ライトスタッフ」「太陽の帝国」です。このうち、後者2本についてはすでにDVDで再確保されています。LDについて引き取り手がないかなぁ、なんて探しているところでもあります。
うちにはLDだけじゃなく、LP、EPも沢山転がってます(笑)。
なかなか処分出来ないんですよね。
CD化、DVD化されたら、と思っていてもなかなかリリースされないし。
例えばオリジナルの『スター・ウォーズ』見たいと思ったら、今は昔のビデオソフト探すか、LD漁るしかないんですからね。
速読のコツがあったらこちらが教えて欲しいくらいです(笑)。
学生時代に比べたら、明らかにスピード落ちてますしね。
あの頃はたいていの文庫本なら一冊2時間あれば読めたんですが、今は倍はかかります。
ただ強いてコツを挙げるとするなら、当然のことながら読みたい本を読む、ってことでしょうか。
読みたくない本は時間掛かるし、頭にも入りませんもんね。教科書とか参考書とか(爆)。