『オーケストラ・ディマンシュ 第41回演奏会』
2015年 09月 14日
オーケストラ・ディマンシュは1992年に結成されたアマチュア・オーケストラで、以来コンスタンスにほぼ年2回の定期演奏会をこなしているのですから大したものです。
先日宙明先生のコンサートに行った際に貰ったチラシの中に今回の告知がありまして(何故か昼の部に貰った方だけに入っていて、夜の部の時にはなかった)、その段階でチョックしていたのですが、体調の問題とか色々あってギリギリまで行けるかどうかわからなかったので一か八かの当日券狙いで行ってきました。
すみだトリュフォニーホールの大ホールは客席数が1800席以上!
いくら料金が¥1,000とはいえこのホールが殆ど満席になるのですからその動員力たるや恐るべし。それだけ多くの人に支えられているのでしょうね。
昨年結成された東京トリニティコールというアマチュア合唱団も従え、ステージ上には楽団員が溢れんばかり。ヴァイオリンだけで30人ぐらいはいるという大所帯です(指揮:金山隆夫)。
さてその演奏会プログラムなんですが、前半最初がジョン・タウナー・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」!
それも「メインタイトル~シスの復讐」(エピソード3「シスの復讐」)、「アクロス・ザ・スターズ」(エピソード2「クローンの攻撃」)、「英雄たちの戦い」(エピソード3「シスの復讐」)の3曲を選んでくるとはなかなかツボです。
エピソード2とエピソード3の曲だけしか取り上げないコンサートというのは極めて稀だと思います。
そして前半で用意されているもう一つが宮川泰の「宇宙戦艦ヤマト」!!
これまた「序曲」「誕生」(交響組曲≪宇宙戦艦ヤマト≫)、「白色彗星」(≪さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち≫)、それに「出撃」「大いなる愛」(組曲≪宇宙戦艦ヤマト≫)とこれまた変則的な組み合わせ。
圧巻なのはやっぱり「白色彗星」で、アマオケがパイプオルガンまで取り上げるなんてなかなかないんじゃないかと思います。
そして前半最後にアンコールとして「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を皆で歌いましょうという趣向。
…歌ってる人、殆どいませんでしたが……。
プログラム後半はグスターヴ・ホルスト「大管弦楽のための組曲≪惑星≫」
「火星」「金星」「水星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」の全曲版で、それにコーラスとパイプオルガン付きとはかなり贅沢。
客席では沈没しちゃってる人を何人か見かけましたが、総じてオケはよく鳴っていたと思います。というか、素人目にもハードル高そうだなあと思わせる内容になっていました。
まあアマチュアオケなものですから、音量のバランスとか演奏のテンポとか技量そのものとか幾つか目をつぶらなきゃいけない部分もありますが(「序曲」のスキャットなんかかなりハラハラしながら聴いていました)、時折光るソロパートとか、何よりも団員の熱意はビンビンと伝わってくる演奏でした。
アンコールは「ダース・ヴェイダーのテーマ」と、まさかまさかの「運命の闘い」!
ここでエピソード1の曲を持ってくるとはねぇ…
と言いつつ実は密かにアンコール予想をしていておりまして、「ダース・ヴェイダーのテーマ」はまず間違いないところだろうけれど、もし「運命の闘い」をやってくれたらサイコーだなあと思っていた矢先でした。
前日行ったコンサートのアンコール曲も予想通りだったので、お?自分の勘、もしかして冴えている?

また、丁寧なご感想をいただき、感謝しております。
プログラム選曲に対する的確な考察、恐れ入ります。
ここまで深読みしていただけると、特にこだわって選んだメンバーは、
感激していると思います。
今後とも我がオーケストラをよろしくお願いいたします。