『パニッシャー』(2004)
2015年 11月 03日

ハワードとその妻リヴィアはその報復としてフランクの両親や妻、幼い息子ら家族を惨殺。重傷を負いながらも辛くも一人生き残ったフランクは法の限界を知り、自らその制裁を科すことを誓うのだった。
マーベルコミックのダークヒーロー「パニッシャー」の二度目の映画化作品。
フランク・キャッスルをトム・ジェーン、その妻マリアをサマンサ・マシス、父フランク・シニアをこれが遺作となったロイ・シャイダー、裏社会の大物ハワードをジョン・トラボルタ、妻リヴィアをローラ・ハリング、ハワードの腹心グラスをウィル・パットン、フランクを援けることになる潜伏先の隣人たちをエディ・ジェイミソン、ベン・フォスター、それに「X-MEN」のミスティーク役で知られるレベッカ・ローミンらが演じている。
脚本・監督はジョナサン・ヘンズリー。

また当然ながら暗く重たいストーリーが展開され、直接的描写は少ないもののバイオレンス・シーンも多いのだが、その反面で作品のトーンを揺るがしかねないほどのコミカルなシーンも挟まれているのは、観客のターゲットを絞り切れなかったのだろうか。総じてバランスが微妙に狂っているように感じられるのが惜しい。
最後に事を成し遂げたフランクは自殺を思いとどまり、法で裁けぬ悪を討つ”制裁者(パニッシャー)”として生きることを決意して幕となるが、その直接の続編は作られることがなく数年後にリブートされることに。
そして現在はこれまたリブートされたネットドラマ『デアデビル』のシーズン2へゲスト(準レギュラー?)出演中で、<マーベル・シネマティック・ユニバース>の仲間入り。更に単独主演作の製作も噂されている。
【ひとりごと】
メイン格で出てくる女性陣は総じてエロエロなのだがサービスショットは皆無に近く、また至近距離で撃たれても死なないフランクの不死身ぶりには些か閉口する。



制作年:2004年 制作国:アメリカ 上映メディア:劇場公開 上映時間:123分 配給:ソニー・ピクチャーズ 監督:ジョナサン・ヘンズリー 主演:トム・ジェーン ジョン・トラボルタ ウィル・パットン ロイ・シャイダー 愛する家族を殺された元FBI潜入捜査官が、自らの手で悪を 裁く闇の私刑執行人“パニッシャー”へと生まれ変わる ... more

------おっ、今日はニコニコだね。 「そう、思わぬ拾いものというのはあるもの。 この映画、試写状だけ見たらフィルムノワール、 またはハードボイルドを現代風にクールにやったものって感じで、 観る前は、多分ノレないだろうなと思ってたんだ。 ところが意外やこれがス...... more