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『帰ってきたウルトラマン』

第5話「二大怪獣 東京を襲撃」と第6話「決戦!怪獣対MAT」の前後編を再編集した娯楽編で、副題は「二大怪獣 東京を襲撃」のまま。

『帰ってきたウルトラマン』_e0033570_21323457.jpgこのエピソードではお約束?の郷と岸田の対立が軸となるが、今回の岸田隊員は独自の判断によって事態を深刻化させ、それを指摘した郷に八つ当たりし、その後も反省の色なし、と良いところがない。
しかも叔父が長官なのをかさに着て…と思いきや、「なーに、いざとなればウルトラマンが来てくれるさ」と楽観的な長官には流石に同調しなかった。
一方で郷を庇うのが上野隊員。
郷と対立する岸田に対し、郷に味方するのは南というイメージがなんとなくあるが、このエピソードでの南隊員は特に郷を支持してるわけではないのでちょっと違和感。

しかし全く良いトコなしなのは長官と参謀コンビ。
せっかく藤田進&佐原健二という『ウルトラセブン』以来の組み合わせなのに、キャラクターは真逆。
なんでここまで憎まれ役にしたのかな。
それに「失敗したらMATは解散だ!」の台詞も今回が初出かと思われるが、危機的状況に対して解散させてどうすんの?と思う。
怪獣に対抗しうる唯一とは言わないけど効果的な存在がMATなんでしょ? 
責任問題はとりあえず後で追及するとして、今は全力で怪獣被害を食い止めるのが先決では。

【ひとりごと】
前は気にならなかったけど、怪獣出現→いきなり攻撃!というのも随分と凄いハナシだよな。
そして昭和46年、まだまだ第二次大戦を引き摺っている世界。。。
『帰ってきたウルトラマン』_e0033570_23085510.jpg
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3355495/


by odin2099 | 2015-12-01 21:34 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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