『インクレディブル・ハルク』
2015年 12月 24日
…ってことはないな、多分5回目か6回目。
といっても自分的にはかなりのハイペース。
<マーベル・シネマティック・ユニバース>作品では二番手だが、日本公開はこちらの方が『アイアンマン』より早かったので、<MCU>作品はこれが初体験。
マーベル作品はこれまでなかなかバラエティに富んでいたけれども、ここからは<MCU>と「X-MEN」の二強時代へ――。
といいつつ、<MCU>自体がかなりバラエティ豊かなラインナップ揃いなので、ジャンルが狭まったという印象はない。この世界観を同じにしながらも統一性のなさが<MCU>の強みでもあるのだろう。
この作品も旧作「ハルク」が人間ドラマ主体で重々しく描いていたのとは対照的に、舵を思いっきりアクション方面へきり、別物へと昇華させたのは評価に値する。かといってドラマ部分が希薄なのでは決してなく、そこはエドワード・ノートン、ティム・ロス、ウィリアム・ハートらの演技でしっかりとカバーされている。
役者が交代してしまったのでブルース・バナーのキャラクターに残念ながら統一性がないのが最大の難点ではあるが、単独の作品としての面白さは少なくても<MCU>の<フェイズ1>の中ではトップクラス。
興行的には<MCU>12作品中で最も振るわなかったようだが、もっともっと再評価されても良い作品だと思う。
<MCU>次回作である『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では本作に登場したロス将軍が再登場。
予告編を見ると政府側の人間としてアベンジャーズを監視・監督する立場のようだが、スティーブ・ロジャースやトニー・スタークらとどのように絡んでくるのか興味津々だ。
またバナーや娘のベティに言及するシーンもあるのだろうか。
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