『X-MEN/ファースト・ジェネレーション』
2016年 01月 11日

なんでだろう?とデータをチェックしていて気付いたのだけれど、日本だと公開順が逆だったんだね。
今回は製作順に観直しているので「ソー」→「ファースト・ジェネレーション」の順番になったのだけれど、日本では「ファースト・ジェネレーション」→「ソー」の順に公開されたので、自分もその順で劇場で観ていたからだ。
この「ファースト・ジェネレーション」は本国とは一週間遅れくらいで日本でも上映してくれたが、「ソー」の方は2か月遅れだったんだもんなあ。
さて本作は「X-MEN」シリーズとしては5作目。スピンオフ第2弾として企画され、時系列的には三部作の前日譚にあたる。
スピンオフ第1弾の前作「ウルヴァリン/X-MEN ZERO」の方がより過去を描いているが、ストーリーが繋がっていないので本作が「エピソード1」というか「エピソード0」というか、X-MEN始まりのお話になっている。
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役でカメオ出演しているが、これも記憶を失った後ということになるのだろう。
若かりし頃のプロフェッサーXことチャールズ・エグザビアと、マグニートーことエリック・レーンシャーが後の姿と全く結びつかないのが困りものだが、かえって想像もできない活躍を見せてくれて面白い。
チャールズは結構ナンパだし、エリックは生真面目。そしてエリックの能力はチャールズの導きがあってのこと、なんていうのは後の(というかかつてのというか)三部作からは感じ取れないものなあ。
でもこの二人のコンビネーションはある意味で最強。
そして今回「X-MEN」シリーズの観直しをしてきて思ったのが、やっぱり面白く感じるのはこの作品以降だな、ということ。
自分にとってはこれこそ「X-MEN」ビギンズだ。

この作品に関してはキャスト変更の話が色々聞こえてきてる。
ローズ・バーンが演じたモイラはロザムンド・パイクの予定だったし、ジャニュアリー・ジョーンズが演じたエマ・フロストはアリス・イヴ、ハンク・マッコイはニコラス・ホルトじゃなくてベンジャミン・ウォーカーだったとか。
むしろ『007/ダイ・アナザー・デイ』でミランダ・フロストを演じたロザムンド・パイクがエマで、『スター・トレック/イントゥ・ダークネス』のキャロル・マーカス役だったアリス・イヴがモイラの方が雰囲気じゃないかなあ。

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