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『SHERLOCK/シャーロック』VOL.1

以前から気にはなっていたベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンの現代版「シャーロック・ホームズ」、やっと1話を見ました。

サブタイトルは「ピンク色の研究」
原作は「緋色の研究」

『SHERLOCK/シャーロック』VOL.1_e0033570_19153387.jpg続けて4件もの自殺事件が発生。亡くなったのは何れも事前に自殺の兆候がなく、自ら服毒自殺を図っていたことで警察は何らかの関係があるものと睨んで捜査をするものの行き詰まり、そこで「自称コンサルト探偵」のシャーロック・ホームズの助力を仰ぐ、というお話。

うーん、ホームズとワトソンの出会いの場面のやり取りは原作準拠ですけど、ストーリーはシチュエーションの一部を借りてるだけで別物ですねえ。
原作だと普通に殺人事件だし、犯人の動機は復讐だというオチがつきますけど、こちらの犯人は一種の愉快犯と言えるのかしらん?
まあそのおかげで犯人は誰なんだろう?どんなトリック・カラクリがあるんだろう?とドキドキしながら見られましたが、最後まで見ても「なんだそれ?」感が漂っちゃうんですけれど…。

ただカンバーバッチの自信過剰で偏屈で鼻持ちならず、視聴者をイライラさせるホームズの造形と、その反対に常識人でヒーロー然としてるフリーマン演じるワトソンの安定ぶりの対比はなかなか。
この危うい関係に女性ファンが惹かれるんだろうなあというのは何となくわかります。
それとホームズの兄マイクロフトの紹介シーン、これはなかなか巧い運び方だなあと思いました。

今度新作が、日本では劇場公開されますけど、それに合わせてしばらくこのシリーズと付き合ってみようかな。


by odin2099 | 2016-02-12 06:14 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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