【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ウルトラ怪獣DVDコレクション3 エレキング』

先ずは『ウルトラセブン』第3話「湖のひみつ」から。

この作品が『セブン』の製作第1話なので、『ウルトラマン』の経験があるとはいうものの、まだお約束事(例えばモロボシ・ダンからウルトラセブンへの変身パターン)が確立せずに手探り状態。
それでもウルトラ警備隊基地内部の見せ方(ダンとフルハシが廊下を歩くと次々と扉が開き、基地内を広く見せている)やウルトラホークの発進プロセス、エレキングの巨大感など唸らされる描写も多々あり、円谷プロの力量が十分に窺える。
カプセル怪獣のミクラスを登場させ、単純にセブン対怪獣にせずアクション描写にワンクッション入れたのも斬新な発想だと思う。
しかし「地球の男性は可愛い女の子に弱い」と嘯くピット星人の美意識は疑う。

続いて『ウルトラマンタロウ』第28話「怪獣エレキング 満月に吼える!」

怪獣の角で、お祖父ちゃんの入れ歯を作ろうとする悪ガキ三兄弟の行動が、あまりにもバカバカしすぎる。
おまけに周囲に迷惑をかけても反省の色なし(ラストでは流石に堪えたという描写もあるが)で、こういうガキの行動を「是」としてしまう物語の展開というのはどうなのかなあ。
しかもこの頃のヒーロー物にはこの手のパターンは珍しくもないのだが、子ども心にも納得しかねるんだけれどね。作り手と受け手の乖離?

e0033570_21491398.jpgそして出てくる怪獣がエレキングである必然性ゼロ。元々エレキングが出てくるのを想定して書かれたシナリオじゃなく、途中で怪獣をエレキングに差し替えた、というようなことを聞いたことがあるけれど、然もありなん。
「月光怪獣」ってなんじゃい? エレキングのクセに電気技は一切なし?
おまけに造形技術の稚拙さも相まって、エレキングの格好をしたニセモノに見えてしまう。

『セブン』の第3話もお話としてはそれほど面白いワケでもないけれど、こうして続けて見ると『タロウ』って本当につまらないよなあ。
一応リアルタイム世代だけど、満足して見ていたという記憶も殆どないや。


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by odin2099 | 2016-02-19 21:51 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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