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『SHERLOCK/シャーロック』シーズン3 VOL.3

新聞社のオーナーであるマグヌッセンから、夫の女性スキャンダルをネタに恐喝されたスモールウッド議員。英国は全てこの男の言いなりで誰も歯向かおうとしないと嘆く議員だったが、その脳裏に一人の人物が閃きベイカー街を訪れた。
シャーロックは議員の代理人としてマグヌッセンと交渉を行う一方、そのオフィスに忍び込むが、そこでマグヌッセンを殺そうとしている人物と出会う。
その暗殺者の正体には流石のシャーロックも驚きを禁じ得ない。暗殺者が放った銃弾にシャーロックは静かに倒れていく…。

『SHERLOCK/シャーロック』シーズン3 VOL.3 _e0033570_20531080.jpgシーズン3の最終話「最後の誓い」では、第1話でジョンを人質にシャーロックをおびき出そうとするなど、シーズン通じて事件の背後にいた人物が遂に明らかになる。
そのマグヌッセンは正典の”恐喝王”ミルヴァートンにあたるキャラクターだが、モリアーティに比べると出番も少なく今一つインパクトに欠けるきらいがあるものの、シーズンのラスボスとしての大物感はなかなか。

また内容的には番外編エピソードに思えた第2話が、実はこの3話に向けての伏線だらけだったというのにも驚かされる。
一話限りのゲストキャラクターかと思いきや実はキーパーソンだったり、レギュラーメンバーにも大事な役割が与えられていたり、特にジョン・ワトソンは大きな決断を迫られる。

ラストは意外にあっさりと事件が解決したな、と思わせてのまさかまさかの展開。
シーズン1や2のように「シャーロックの運命や如何に?!」という終わり方ではないものの、これからどんな展開が待ち受けているのか期待せざるを得ない。
シーズン4は年内に製作される予定と発表はされているが、主演の二人がハリウッドでも引っ張りだこの売れっ子になってしまっただけに、そのスケジュール調整には難航しているようだ。
またこの二人、既に「ホビット」ではビルボとスマウグの声という形での”共演”はあったけれど、今後<MCU>での共演もあり得そう。

【ひとりごと】
シャーロック、それに今回マグヌッセンも使っていたマインドパレス(精神の宮殿)、見ていて『仮面ライダーW』のフィリップが使う「地球の本棚」を思い出した。
理屈上は違うものだろうけれど、演出の方法は似てるな。


by odin2099 | 2016-03-01 20:54 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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