『スター・ウォーズ/ダース・ベイダー』
2016年 05月 03日
同時期の物語が今度はベイダー視点で語られ、最後にボバ・フェットの口から探し求めていた者の名が「スカイウォーカー」だと聞いて自分に息子がいたことを知り、その胸に野心の炎が燃え始めるという展開。
著者はキーロン・ギレン(ライター)、サルバドール・ラロッカ(アーティスト)のコンビ。
「帝国の逆襲」でベイダーが、何故ルークを自分の息子だと知っていたのかを理屈づけると同時に、皇帝とベイダーとの関係性も伺えるなかなか興味深い一篇。
また<クラシック・トリロジー>内に属する作品でありながら、ベイダーはジオノーシスへも赴くなど<プリークエル・トリロジー>への目配せも忘れていない。
これらを踏まえると「帝国の逆襲」や「ジェダイの帰還」が少々違って見えてくるのかも。