『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
2016年 06月 02日

「金曜ロードショー」で4週連続「ハリー・ポッター祭り」をやるようですが、それとは関係なく再観賞。
年末のスピンオフ新作公開に向けて、さあ折り返しの後半戦突入。
前にも書いたけれど、この辺りから”小説「ハリー・ポッター」の映画化作品”という頸木からようやく離れ、”「ハリー・ポッター」という映画シリーズ”として愉しめるようになってきた。
個人的に、小説読んでから映画を見る、というパターンから逸脱してきたということもあるのだけれども、小説のダイジェストではない独立した一本の映画として見応えのあるものになってきた、という部分が大きい。
そして”お子様向けのファンタジー”という枠からはみ出し、直接的な人の生き死を描くのも厭わない”攻めの姿勢”に入って来たということもあるのだろう。
子どもたちがハラハラドキドキワクワクの冒険を繰り広げるという段階から、生と死は紙一重、殺るか殺られるかのギリギリの部分を描くようになってきているのだ。
少ない出番にも贅沢な起用、錚々たる英国俳優陣の演技合戦、これも見事に当たった。
ということは、この辺りでシリーズから脱落したという人も少なくないんだろうな。
健全な、愉快で楽しい子どもたちの遊び仲間としてのハリーの姿はもうない。
【ひとりごと】

まあそれよりも問題はチョウ・チャンだなあ。
また当時はこれといった印象が残らなかった(というよりも自分がジョン・ウィリアムズの呪縛に囚われていたから)ニコラス・フーパーの音楽だったけど、なかなかいいね。

映画「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」を見にいった。 長い原作をポイントをつかんで、うまくまとめられていた。 脇役たちもそれぞれのイメージ通り。 ・ルーナ 「不思議ちゃん」ルーナはイメージぴったり。(原作より可愛いし) ハリー・ポッター7前夜祭ではネビルとくっつくのじゃないかと噂があった。実際、映画の神秘部のシーンではふたりで助けあうシーンがあったので、もしかしたら… ぽわーっとしているようで、物事の本質をつかんでいるルーナと、普段は臆病なネビルは、けっこう良いカップルになるんじゃな...... more