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『スパイダーバース』

恐るべき強敵「インヘリターズ」によって、平行世界のスパイダーマンたちが次々と命を落としていく。
この危機に次元を超えスパイダーマンたちが集結し、これに立ち向かう、というお話で、もしかするとアメリカ本国より日本での方が話題になっていたかも知れない作品。
ま、一部の熱狂的なマニアの食いつきぶりが、ってコトですが。

『スパイダーバース』_e0033570_15531251.jpgマーベル・コミックの世界には色々なヴァリエーションがあって、それらは全て平行世界でのお話ってことで無理矢理辻褄を合わせてる、というのは結構有名な話だそうで。
なので元になるコミック世界だけじゃなく、その設定をいじったIF物も平行世界として存在しているし、テレビアニメシリーズも別世界ってこと。

そしてこの未曾有の危機に、あの日本製の、東映製作のスパイダーマンも参戦!
もちろん巨大ロボット・レオパルドンも堂々の登場!
――ということで日本のマニアが狂喜乱舞してたというワケ。

実際は出番は大したことないし(出落ちに近かったり…)、あまりにも沢山のスパイダーマンやらスパイダーウーマンやら(その数、総勢86名とか)が右往左往しているので誰が誰やら混乱して(大半のスパイディの正体はみんなピーター・パーカーだし)、アメコミに精通してない身としては素直に楽しめたとは言い難いのだけれども、これを機に東映版スパイダーマンが復権するといいなあと思っている。
『スパイダーバース』_e0033570_16030561.png
著者はダン・スロット(ライター)、オリビア・コワペル&ジュゼッペ・カムンコリ(アーティスト)。

by odin2099 | 2016-06-06 06:30 | | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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