『ターザン/REBORN』(2016)
2016年 08月 21日
一度はその申し出を断るジョンだったが、レオポルド二世が原住民を奴隷化している疑いを持っている米英両政府からの要請を受け、故郷へと戻る決心をする。
だがそれはジョンを誘き寄せるための罠だった。
国王の腹心レオン・ロムは破綻した国の財政を立て直すべくダイヤを手に入れ、その見返りにジョンの仇敵の族長ムボンガと手を組んでいたのである。
多くの仲間を殺害され、妻ジェーンを浚われたジョンの怒りが爆発する。
エドガー・ライス・バロウズの生み出した古典的ヒーローの、もう何度目になるかわからない映画化作品だけれど、歴史上の出来事を絡めているのは珍しい、というか初めて?
アレクサンダー・スカルスガルドが扮するターザンことグレイストーク卿はワイルドかつセクシーだし、その妻ジェーンを演じるマーゴット・ロビーも気品がありながら行動的でチャーミング、と美男美女の理想的なカップル。
サミュエル・L・ジャクソンが胡散臭くも偉そうでもないターザンの相棒を熱演すれば、クリストフ・ヴァルツが憎々しげに悪役を好演、と役者陣も揃ってる。
ジャングルの動物たちは皆CGの産物のようだが、これまた助演賞モノの怪演。ターザンと動物たちが会話するような陳腐なシーンがないのも良し。
しかし時折挟まれる回想シーンが物語の進行上は邪魔だったり、ターザンとジェーンが暮らす部族がどうやって二人を受け入れてくれたのかがわかりづらかったり、ターザンを目の敵にする族長とは割とスンナリ和解しちゃったり、クライマックス・シーンが意外に盛り上がらなかったり…とちょっぴり残念な出来栄え。
音楽も良かったし、デイビッド・イェーツ監督も手堅くまとめたなとは思うものの、もうちょい何とかならなかったものかなあ。
それに邦題もイマイチ。
”THE LEGEND OF TARZAN”の方がカッコいいじゃん。それに劇中の台詞ともリンクするし。
ちなみにこの作品で、人生初貸し切りを体験した。
そんなにおっきなスクリーンじゃなかったけど、観客一人は流石に淋しい。
【ひとこと】
ターザン役の吹替に桐谷健太を起用したのはどこの誰だ?!
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桐谷健太は役者としては悪くないけど、そんなに滑舌良い印象がないから声優は向かないんじゃないですかね? スカルツガルドさんの声っぽいイメージもないし。
うむ。酷かった。他がプロばっかりなので余計に。
「スーサイド・スクワッド」も期待出来そうですね!