『エージェント・カーター』シーズン1 VOL.2
2016年 09月 05日

またベラルーシの秘密基地からペギーたちの活躍によって救い出された精神科医のイフチェンコことヨハン・フェンホフ博士は実はリヴァイアサンの一味であり、その催眠術をもってドゥーリー支局長をはじめSSRのメンバーを自在に操りはじめる。
彼の目的はハワード・スタークへの復讐にあったのだ。
全8話を通して描かれたのはペギーの、そしてハワードの、キャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースへの決別。
常に2人の心の裡にはスティーブが居て、それが2人を結びつけてもいたのだが、最後に彼らはその”呪縛”から解き放たれ、新たな人生を歩むであろうことが暗示される。
テーマがぶれずに完走できたのは、ミニシリーズならではの構成の妙だろう。

このTVドラマ自体もシーズン2へと繋がっていったので早く続きが見たいが、残念ながらシーズン3はキャンセルされ幾つかの謎は謎のままに終わってしまっているらしいのが残念。何らかの形で完結させて欲しいものだが。
また後のペギーの夫となるキャラクターの登場も、予定されながら果たされなかったということだが、ペギーに想いを寄せているスーザではないのか?
それに出来れば姪のシャロン・カーター誕生まで繋げられれば、更に<MCU>の広がりが感じられるのだが。