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『スーサイド・スクワッド』(2016)

『マン・オブ・スティール』『バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生』に続く<DCフィルムズ>の3作目。
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スーパーマン亡き今、未曾有の脅威に立ち向かうのは誰か?
米国政府高官アマンダ・ウォラーはタスク・フォースXの結成を決定する。
死刑や終身刑を言い渡されている極悪人たちを、減刑を条件に危険な任務に送りだそうというのだ。
もちろん裏切ることを想定して体内に超小型の爆弾を埋め込み、もしもの時には瞬時に抹殺出来るような仕掛けを施して。
選ばれたのは凄腕のスナイパー、デッドショット、ジョーカーの恋人のメンヘラ美女、ハーレイ・クイン、発火能力者のディアブロ、ワニのような肌を持つ怪力のキラー・クロック、身勝手で残忍なブーメラン、世界最高のロープの使い手スリップノットら。
そしてこれらアウトロー集団を率いるのは戦闘のプロ、リック・フラッグ。
そして彼のボディガードを務める女暗殺者カタナもメンバーに同行する。
最初のミッションは、武装したテロ集団が立て籠もるビルからの要人救出。
しかし彼らの前に現れたのは人外の怪物たちだった。
実はリックの恋人に憑依していた古代の魔女エンチャントレスが、自らの野望を叶えるために暴走を始めたのだ。
更にハーレイ・クイン奪還を狙い、ジョーカーも暗躍を始める!

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これで3本目になるけれど、今のところ<DCフィルムズ>で満足出来た作品が1本もないぞ。
<マーベル・シネマティック・ユニバース>は殆どの作品に満足しているのに、この差はなんだ?
まあ端から期待はしてなかったとはいえ、自分には<DC>世界は合わないんだろうか???

悪を持って悪を征する、というアイディアなんだけど、実のところスーサイド・スクワッドの面々がそれほどの悪人には見えない。
デッドショットは口は悪いけどなかなかの男っぷりだし、ディアブロが見せる侠気にはグっとくるものがあるし、キラー・クロックも見た目はアレだけどやる時はやるというプロっぽさを垣間見せてくれるし、日和見だったブーメランもなんだかんだで最後は仲間と行動を共にするし、エロ可愛いハーレイ・クインは稚気のかたまり。

結局一番悪いのは、正義の味方の親玉然としていたアマンダじゃん。
彼女がヘンな考え起こして、しかも諸刃の剣を振り回すから事態がややこしくなり、さらにリーダー面して偉ぶってたリックがそれに輪をかける大失態で、魔女を解き放って火に油を注ぐ始末。
いわばその自業自得の尻拭いをさせられる面々が少々お気の毒だ。
強大な外敵を倒すためにはヴィランの力を借りざるを得ない、ヴィランと言えども自分たちの住む世界を守るためには立ち上がらざるを得ない、というならカタルシスも得られようが、火遊びの度が過ぎて気付いたら大火事になってしまい、慌てて消火活動するんじゃしょぼすぎる。
しかもこれだけの大惨事に至りながら、アマンダに反省の色なしと救いようがない結末。
なんなんだろう、この居心地の悪さ。

決してつまんなくはないからこそ色々と言いたいこともあるワケで、バットマンやフラッシュがチラチラっと顔見せ出演したり、ブルース・ウェインが仲間集めに奔走してるシーンを見ると今後の<DCフィルムズ>作品群への期待が高まるし、なんだかんだでクライマックス・バトルはそれなりに燃える展開なので見どころは一杯とは言える。

もっともそのクライマックスも、例えば先に「スーパーマン」なり「バットマン」なりの単独作を作ってその中でヴィランたちを紹介しておけば、この映画に出て来た時に「おお、こいつかあ」という気分に浸れるんだけど、みんな新顔ばかりなので(一応キャラクター紹介シーンはあるけど)強者集結ムードが皆無なのが勿体ない。
これで『バットマンVSスーパーマン』に出てきたレックス・ルーサーJr.がメンバーにいたら、ちょっとは違ったかもしれないけどね、この作品に合う合わないは別にして。
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さて、<DCフィルムズ>の次回作は『ワンダーウーマン』。
早くもエンドロール後に予告編を付ける力の入れようだけど、今度は期待していいよね?
来夏が愉しみだ。
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【ひとりごと】
それにしてもジョーカー、ウザかった。
これで相当削ったってことは、最初はどんだけ出番が多かったんだ?

Commented by メビウス at 2016-09-16 10:49
エクスカリバーさんこんにちは♪TB有難うございました♪

DC作品は前作の『バットマンvsスーパーマン』まで個人的に割と面白く観れてはいたのですが、本作でちょっと急激に落ち込んでしまいましたね^^;
確かに悪人だらけな面々なのに気付いたら殆ど善人ぽく見えてしまいましたし、だからなのかヴィオラ・デイビスが演じてるアマンダの言動の方が遙かに悪としてのパワーを感じた気がします(笑)原作はもう少しみんな悪悪してるんでしょうかね?

そうだ、悪側としてレックスも少しくらいは出て欲しかったですね。
Commented by りお at 2016-09-16 19:59
こんにちは。

>例えば先に「スーパーマン」なり「バットマン」なりの単独作を作ってその中でヴィランたちを紹介しておけば、この映画に出て来た時に「おお、こいつかあ」という気分に浸れるんだけど

ホント、その通りだと思います。
「アベンジャーズ」も、「アイアンマン」があって「ハルク」があって…で大集結だからこそ、盛り上がったんですものね。
Commented by odin2099 at 2016-09-17 08:50
> メビウスさん
「バットマンVSスーパーマン」はダメでこの作品はOK、という人もいますが、全部OKという人はあまり多くないみたい…。
マーベルだって全作品を諸手をあげて賛成という人は少ないんでしょうけれども、それでも賛否両論といいつつ「賛」の方が多そうなマーベルに比べると、DCは「否」の意見の方が目立っちゃってる気がするのはちょっと寂しいですね。
この作品でもジョーカーだけは完全なサイコ野郎扱いですが、他の面々はそれほど悪いことしてるように見えないし、結局のところはヒーローっぽく活躍するワケで、そのあたりの匙加減がどうなのかなあ、と思ってしまいます。
次の「ワンダーウーマン」、そして「ジャスティス・リーグ」に期待しましょう。

>レックス
ひとりぐらい悪役軍団に顔なじみがいてもいいですよね。
別にメンバー入りしなくてもいいから、何らかの情報をもたらしたり、あるいはレックスの発明品が相手に対して効果的な武器になるとか、絡めようはいくらでもあるとはおもいますけど。
Commented by odin2099 at 2016-09-17 08:54
> りおさん
最初に全員集合の「ジャスティス・リーグ」を作って、その後で単独のスピンオフを作る、というやり方もあったかと思いますが、現状ではちょっと中途半端。
「シビル・ウォー」でいきなりブラックパンサーやらスパイダーマンやらの新人が出てきても破綻しないのは、それまでに他のキャラクターたちがしっかりと描かれてきたという経緯があるからだと思います。
これならバットマン単独作品を先に作ってジョーカーやハーレイ・クインのお披露目を済ませて、その後で「ジャスティス・リーグ」なり「スーサイド・スクワッド」なりでオールスター共演、という形にした方が盛り上がったように思います。
どうも作品を作る順番を間違えてるような…?
Commented by ふじき78 at 2016-11-11 23:42
確かにDCさん、満足度が低い。

スーパーマンの一本目はともかくとして、その後のBvS、スーサイドとチョコチョコ、映画間のリンクを貼ってますが、そうじゃない。まず一本の映画として満足できる物を作るのが先だろう、と思ってしまいます。もっとプロットとか単純でもいい。ともかくスカっとさせてほしい。
Commented by odin2099 at 2016-11-12 20:04
> ふじき78さん
マーベルのやり方の表面だけなぞってる感じですね。他に学ぶべき点は多々あるはずなのに。
それに毎回なんだかんだ有りつつも「賛」の意見の方が多いマーベルに比べ、製作中のゴタゴタ含めて「否」の声の方が大きく響いちゃってるのはなんでなんだろう?
Commented by ふじき78 at 2016-11-12 22:25
> それに毎回なんだかんだ有りつつも「賛」の意見の方が多いマーベルに比べ、製作中のゴタゴタ含めて「否」の声の方が大きく響いちゃってるのはなんでなんだろう?

マーベルに腕のいい呪術師がいるらしい。
Commented by odin2099 at 2016-11-13 09:58
> ふじき78さん
ドクター・ストレンジ?!
by odin2099 | 2016-09-13 21:19 |  映画感想<サ行> | Trackback(22) | Comments(8)

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