クリス・パイン演じるジェイムズ・T・カーク以下リフレッシュされたクルーにすっかり慣れてしまいましたが、新作を観た後でオリジナル・キャストはどうだったっけ?と、1979年に製作された劇場版第1作のDVDをセット。
実はDVDは2ヴァージョンあって、今回は初めて観る<ディレクターズ・エディション>を選択。
上映時間でいえば132分の
劇場公開版に対して、こちらは136分と4分長くなっていますが、追加されたシーンだけでなく削除されたシーンもあるので単純には比べられませんね。
そういえば最初にビデオソフトとしてリリースされたのも劇場公開版より長い<完全版>とやらでしたが、一体何ヴァージョンあるのやら。
どうやら1983年TV放映版というのもあるようなので、少なくても4ヴァージョンはあるみたい。
しかしこの映画、正直言うとあんまり面白くありません。
お話が観念的すぎるんですよね。
それにヴィージャーとクリンゴン艦隊が遭遇するシーン、カークがスコットと一緒に改装されたエンタープライズを視察するシーン、転送装置の故障に伴う悲劇的なシーン、デッカーに代わってカークが指揮を執っての出航シーン、ヴィージャー内部を探査するシーン…
何れも特撮の見せ場ですし、作り手としてもじっくり見せたいシーンでもあるでしょうが、よほど思い入れが強いファンじゃなければ冗漫にしか映らないんじゃないでしょうか。
地球の危機が目前に迫り焦って出航しようとしてるカークですが、エンタープライズ発進までに全体の四分の一を使うこともないような。
またゴリ押しに近い形(だったのかどうかは実際のところ描かれてないのでわかりませんが)で現場復帰したカークと、降格させられてしまったデッカー副長(前艦長)との確執や、久々の任務の者や新たなメンバーもいるからでしょうかドタバタ、ギスギスしてるクルーとか、艦内の雰囲気がかなーり悪そう。
ハッキリ言ってカーク、かなり嫌な奴になってますしね。
まあ2作目以降はそこら辺また変わってきますので、そのうち見直してみましょうか。