『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
2016年 11月 21日
その前のスティーブとフューリーの会話も殆どそのまま『アベンジャーズ』に使われているので、この終盤だけ見てしまうと『アベンジャーズ0.8』か『0.9』くらいには感じられてしまいます。
今度の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』もこんな感じになるのでしょうか。
しかしオープニングとこのエンディングを除けば、第二次世界大戦を舞台にしたスーパーヒーロー物という、ちょっと変わったテイスト、かつスティーブ・ロジャースという純真な若者の成長譚として手堅くまとめられた娯楽作品になっていると思います。
いや、その後の展開を踏まえると、スティーブとバッキーの友情物語の序章でもありますね。
この作品で燃えるシーンといえば、それまで軍の広報担当、平たく言えば道化役だったキャプテンが、バッキーが捕虜になったと聞いて仲間を救出に向かう件で、これで彼はフィリップス大佐はじめ皆に求められ、仲間が出来て真の”キャプテン・アメリカ”になるわけですが、考えてみるとこれが後の悲劇の始まりでもあったんですよね。
その結果バッキーは数奇な運命を辿るようになってしまったのですから…。
この時点でどこまで先の展開を考えてきたのかはわかりませんが、これは色々と考えられているなあと感心せざるを得ません。
【ひとこと】
バッキーは長髪より短髪がいいな。
<過去記事>
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