『デアデビル』シーズン1 VOL.1
2016年 11月 28日
配信開始から約1年半が経ち、ソフト化されたのでこれを機会に観賞を開始。
Blu-rayではDISC1に「戦いのゴング」、「カットマン」、「吹雪の中のウサギ」、「故郷」のエピソード1から4までを収録。
物語はニューヨークの半分が破壊された”事故”後のスラム街ヘルズ・キッチンを舞台に描かれる。
この”事故”とは言わずと知れたチタウリとアベンジャーズとのNY決戦のこと。これも<マーベル・シネマティック・ユニバース>を構成する作品群の一つで、後続する『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』、『アイアン・フィスト』と世界観を共有し、更にこれら4大ヒーローが共演する『ディフェンダーズ』に繋がるという構想を持っている。
ゆくゆくはキャプテン・アメリカやアイアンマンとの共演も見たいものだが、同じ世界の住人でありながら、そこは越えなくてはいけない壁があるのだとか。
幼い頃の事故により失明したマット・マードックは長じて弁護士となり、親友のフォギー・ネルソンと一緒にヘルズ・キッチンに事務所を構える。
しかし昼は弁護士として働く彼だったが、夜はヴィジランテとして犯罪者と戦うという二つの顔を持っていた。
最初の事件は殺人犯の容疑で逮捕されたカレン・ペイジという若い女性。彼女とその殺された同僚は、自分たちが働く企業の不正に気付き、そのために命を狙われる羽目になったのだ。
だが彼女は弁護を申し出たマットとフォギー、そして覆面をした謎の男の活躍により、その疑いを晴らすことが出来た。以後彼女は事務所で働くことになる。
その後悪漢によって重傷を負わされたマットは、クレア・テンプルという女性看護師に助けられ、その後も彼女を頼ることになるが、覆面男の正体を探る組織によって彼女は危機に陥ることに。
またカレンは自分が働いていた会社から和解を申し込まれ、疑念を強めジャーナリストのベン・ユーリックに接触。
一方のマットは街を牛耳っているのがウィルソン・フィスクという実業家であることの手掛かりを得、という具合に一つ一つのエピソードが次へと繋がっていき、13話のドラマではなく長大な一本の映画であるかのような構成になっている。
既にシーズン2が配信され、シーズン3の製作も決定。
映画や『エージェント・オブ・シールド』といったTV番組とは違った一歩踏み込んだ描写もあり、今後の作品作りのハードルを上げたと言える作品の、次が非常に楽しみだ。