『マチルダは小さな大天才』 ロアルド・ダール
2006年 01月 18日
しかし両親はそんなマチルダを「かさぶた」扱いにし、学校に上がると今度は校長先生が子供たちを締め付けていた。
そんな馬鹿な親や身勝手な先生へ、マチルダの仕返しが始まる。
子供が大人をやりこめる痛快な物語・・・だと思って読んでいたのだけど、イヤハヤ。
確かに面白く、あっという間に読み終わってしまったのだけれども、出てくる大人たちが酷すぎる。
その描写がなかなかネチネチしているので、マチルダに感情移入して、というよりも純粋に読んでいて不快感というか、激しい憤りを感じてしまった。
ということは作者の術中にはまってしまったということなのかな。
もしかして、大人ってこんなもんだよね、なんて思っていたのかしら、とふと、↑の記事を読ませていただいて思ってしまい、ちょっと複雑でした。
ダールは子供の気持ちをつかむのが上手いみたいですね。
いらっしゃいませ♪
コメントありがとうございます。
もし自分が子供の頃に読んでいたとしたら、どんな風に感じたんだろうなぁ。
そんなことあるわけない、と思ったのか、
それとも純粋に大人嫌いになってしまったのか・・・。
う~ん、ちょっと考えちゃいますね。
子供の一人もいない学校を作りたい、
なんてトンデモナイ校長ですよねぇ。
これって具体的なモデルでもいたんでしょうか?
映画版もありましてなかなか評判が良いようなので、
近々見てみようと思ってます。