『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
2017年 01月 10日
前回はスクリーンから発信される膨大な情報を受け止めるだけで必死でしたが、今回は少しは消化できたかな?
正編ではないという区別からでしょうが、オープニングクロールがないのは良いとしても、タイトルが出ずお馴染みのメインテーマも流れないとなると、いくら「遠い昔/遥か彼方の銀河で」とテロップが出ても「スター・ウォーズ」気分にならないのは、もう「そういうものだ」と刷り込まれてしまっているだけに仕方ないですね。
ただ冒頭シーンが宇宙空間で、頭上から何かがやってくる、というのは共通点。基本は抑えてるといったところでしょうか。
回想シーンから始まり、ワンクッションあって現代へと繋げるという導入部も異例です。
また逆にラストシークエンスに台詞があるのも異例なら、間髪入れずエンドロールへと移行するのも異例。
ここでようやくメインテーマのアレンジ曲が流れ、正編と同じような終わり方をするので、見終った後は「最初はどうなるかと思ったけれど、やっぱりスター・ウォーズだったな」という気分にさせてくれるので、そこまで考えていたとしたら製作サイドは大したものだと思います。
正編とのリンク、色々。
ジェダでジンに絡んできた二人組。
崩壊するジェダを運よく脱出した彼らはタトゥイーンへ着き、モス・アイズリーの酒場でルークにちょっかいを出したところ、オビ=ワンに腕を切られる羽目に。
まあロクな奴らじゃないですが。
レッド5は今回スカリフの戦いで戦死。
欠員が出たのでヤヴィンの戦いではルークがレッド5のコールサインを引き継ぐんですね。
でもそれならビッグスやウェッジ、ポーキンスも出して欲しかったです。せめて名前を呼ばれるだけでも。
ジンの回想(フラッシュバック)に登場するコルサント時代のアーソ家。
熱心なファンが調べたところによると、その窓越しに見える風景はエピソード3のアナキン&パドメの家からの眺めと同じなんだとか。
ということはこの両家は同じ時期に同じ建物(マンション?)に住んでいた可能性があるってことですよね。これは意外な繋がり。
――これからもドンドン出てきそうで楽しみです。
先ごろレイア役のキャリー・フィッシャーが急逝し、エピソード9がどうなるのか非常に不安。
エピソード8の撮影は終えていたということですが、エピソード9では更に重要な役どころになる予定だったとのこと。
はたして台本を変更してレイアの出番を減らす、もしくは無くしてしまうのか、それとも代役を立てて故人の顔をデジタル合成するのか。
という目で改めて見ると、ターキン総督の演技は自然です。
ところが最後にチラっと出てくるレイアはちょっと気持ち悪い。これは男性よりも女性の方が再現するのが難しいということなんでしょうか。
これを見る限りではデジタル・キャリー・フィッシャーにはハッキリと限界がありそうなのですが、はたしてルーカス・フィルム=ディズニーがどのような決断を下すのか。続報を待ちましょう。
その前にもう1回か2回、映画館でこの作品を見直そうと思っています。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/25069267/