『虎の尾を踏む男達』(1945)
2006年 01月 19日

以前にも見たことがあるのですが、その時も面白いとは思えず、今回見直してみてもやはり同じ印象でした。
古い作品なので自分の感覚に合わないということもあるんでしょうが、そんなに世間が騒ぐほどの作品なんですかねぇ。
最初から最後まで八面六臂の活躍を見せているのは強力役のエノケンですが、それが鬱陶しく感じてしまうのは自分だけ?
なお、脚本・監督は黒澤明です。

帰宅してなんとなくBSをつけたら黒地に白い文字で「源義経一行」とか「安宅の関」と出てくるんで、気になってチャンネルをそのままにしていたら、黒澤明監督の『虎の尾を踏む男達』という映画でした。能『安宅』や歌舞伎『勧進帳』でおなじみ(?)の部分の映画で59分という黒澤映画では一番短い上映時間のようです。終戦の年に作られたのですが、戦後GHQの検閲にひっかかりサンフランシスコ条約締結後に公開されたという作品だそうです。 映画の筋に関してはもう分かっていることですが、筋はお能や歌舞伎と同じです。セットはも...... more
自分は「安宅」には個人的に思い入れが強いので(笑)、ある意味マニアックに比較して楽しんでしまいましたが・・・・
エノケンに関しては同意で・・・「ここは強力じゃなくて、弁慶のところだろ~」とマニアックなツッコミを入れてました(苦笑)
『安宅』は馴染みがないので、『勧進帳』の方ですかね。
もっとも『勧進帳』というと、『野球狂の詩』を思い出します。といっても、わかんない人が大半だろうなぁ(苦笑)。
でもこの作品、短いくせにだるい作品だと思うのは自分だけ・・・?