『モーツァルト オペラのすべて』 堀内修
2006年 01月 19日
生誕250年なんだそうである。
実はこれまで、クラシック・ファンの端くれを自認している割に、モーツァルトの音楽を意識的に聴くことは少なかった。
でもせっかくだから今年は、「これぞモーツァルト!」というような曲を、少しでも多く聴いてみたいと思う。そう、オペラも含めて。
オペラというものも、長年敬遠してきた。”歌モノ”はなぁ・・・という苦手意識からだ。
しかしここ数年、やっぱりオペラも一度はチャレンジしなきゃ、と思い続けていたのであるが・・・。
ということで、ここで一石二鳥を狙ったのである。
モーツァルトのオペラを聴けば、オペラにもチャレンジしたことになるし、勿論意識的にモーツァルトを聴くことにもなる。
しかし何をどう聴いたら良いかわからない、ガイドブックが必要だ!
ということで見つけたのが、平凡社新書のこの本。昨年の暮に出たばかりの新刊だ。
帯には”オペラ全作品を紹介した初めての書”だとあるのが、なんか凄い。
モーツァルトの研究書なんで、それこそ山ほどあるだろうにこの自信。
本当に役に立つかどうかは、これから実際に作品を聴いてから判断するしかないのだけれど、
何となく心強い気持ちにはさせられる。
聴くだけならおそらく、今年はTVやラジオで流れる機会も多いだろうし、CDの新譜も色々出るだろうから、さほど苦労はしないですむだろうと踏んでいるのだが・・・。