『渡辺宙明スペシャルコンサート』
2017年 03月 05日

もうこれで終わりかと思っていたら、今回スペシャルコンサートが開催決定ということで、発売初日にチケットを入手し、また渋谷の大和田さくらホールまで出かけてきました。
当日券も若干出ていたようですが、ホールはほぼ満席だったと思います。
それにしても相変わらず年齢層の高いコンサート。自分も平均年齢の向上に貢献してきました。
まず指揮者が山崎滋氏から諸事情により徳永洋明氏に交代とのアナウンスが流れビックリ。
プログラムにはその辺りの経緯が多少触れられていますが、色々とアクシデントはあるものですね。
構成・ナビゲーターは貴日ワタリ、司会はフルート兼任の向井理絵(以前よりTwitterをフォローして頂いております、ありがとうございます)。
オープニングは「人造人間キカイダー」から「三郎のテーマ」。
オリジナルは口笛ですが、それをエリック・ミヤシロのトランペットソロで。
他にも今回の「渡辺宙明スペシャルブラス」のメンバーにはトロンボーンの中川英二郎、キーボードの篠田元一等々、国内外を問わず活躍するメンバーが揃っています。
続いてキカイダーというより変身前のジローのアクションテーマとしての印象が強いかな?というM-2を。

「ゴレンジャー」って初期の頃だけしか見ていないので、楽曲はあまり印象に残ってなかったりするんですよねえ。挿入歌のアレンジ曲ならわかるんですが。
でも改めて聴くと格好良い曲が多いです。
続いてお待ちかねのマジンガーZ組曲「魔神抄」。
前回のコンサートではアレンジを施された演奏でしたが、今回はオリジナルスコアとのこと。
主題歌に始まり、第1話のドクターヘル登場シーンからZの始動、兜十蔵博士の死、機械獣の進撃、Zのテーマ、激戦…と正に映像が脳裏に甦る大迫力!
今回もライブ録音が行われているので後でCDが発売されるでしょうが、この音が直接耳にビンビンに飛び込んでくる感覚は再現出来ませんね。会場にいた者だけの特権です。
第二部は「マジンガーZ対暗黒大将軍」組曲でスタート。
第一部の興奮冷めやらず、というところですが、単独で一ブロック貰えるのは嬉しい限りです。
メインタイトルから始まりストーリーの順を追っての構成。「わが友マジンガーZ」には思わず熱いものが…。
クライマックスの「おれはグレートマジンガー」、そしてラストの「空飛ぶマジンガーZ」。
この映画はやはり名作です。
次のコーナーは「戦隊アラカルト」。
宙明先生が自らお気に入りを選んだということで、選ばれたのは「スペードエース若き獅子」、「青春のテーマ」(ひとりぼっちの青春)、いちひさし(武市昌久)編曲の「ファイト!サンバルカンロボ」、久石譲編曲の「フラッシュ!ゴーグルV」、そして「バトルフィーバーJ」。
様々な宙明サウンドが楽しめました。
そして「ファンの皆様のアンケート集計より」ということで、リクエスト上位曲のお披露目。
「勝利だ!アクマイザー3」、「斗え!超神ビビューン」、「ゴーゴーキカイダー」の3曲が選ばれてましたが、うーん、そうだったかあ。
確か自分は「マグネロボ ガ・キーン」と「戦え!イクサー1」と「破邪大星ダンガイオー」をリクエストしたんだったかな?それとも「巨獣特捜ジャスピオン」と「時空戦士スピルバン」と「野球狂の詩」だったかしらん(^^;
最後は恒例の、宙明先生の指揮でみんなで歌いましょうのコーナー。
今回はバンバラバンバンバンの「秘密戦隊ゴレンジャー」と「マジンガーZ」。
いつもは歌詞カードが挟んであるんですが、今回はなし!
いや、それでも皆さん、大きな声で歌えます!
その後も恒例になっているフォトセッションコーナーで終わり。
…と思いきや、指揮者の徳永さんが「写真撮影で終われない」と急遽!もう一回「マジンガーZ」を大合唱!
あっという間の2時間。大盛り上がりでした。
ブラスということで演奏は常時20名弱、最大でも20数名という編成でしたが、オーケストラ演奏に負けないぶ厚い音量にただただ圧倒されました。
それにやはりオリジナルスコアは良いですねえ。
客席には永井豪先生もいらっしゃってましたが、最後には舞台の上に。
それでもコメントを求められても固辞されていたのは、あくまで観客としての来場だったから?

「伊福部昭百年紀」もVol.3で終了とのアナウンスがありましたがVol.4が実現し、来月には待望のVol.5も。
これからもどんどん楽しませてください。
