『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』
2017年 03月 16日
テレビシリーズ自体も「UFOロボ グレンダイザー」の後番組なので、原作者は永井豪から松本零士にバトンタッチしていますが、スタッフやキャストは一連の作品群の流れを汲んでいますので、さほど違和感覚えずに続けて見ていたという人も多いでしょう。
製作の裏側の情報が詳細に伝わる現在と違い、当時の小学生には原作者が違うとか、脚本や演出、キャラクターのデザインが誰だとか、そんなものは気にならなかった、気にしていなかったと思われますので、この作品も広義には<マジンガー>シリーズの一本といっても良いのかもしれませんね。
他作品のヒーローと共演するでもなく、大したイベント要素もないし。
あ、ジャスダム発進はテレビに先駆けての目玉だったか。
でも「対昆虫ロボット軍団」と謳ってる割に、相手は昆虫型の宇宙人ですが、ロボットは昆虫型ではないし「軍団」でもありませんので看板に偽りあり。
それに一文字タクマが拳法の達人みたいに描かれてるシーンがありますが、はて、タクマってそんなキャラクターでしたっけ?
ということで(?)、この映画の楽しみは流用BGMの出典探しにあります。
おそらく半数以上が他作品からの流用曲で、「ゲッターロボ」、「宇宙円盤大戦争」「グレンダイザー」、「大空魔竜ガイキング」と多岐に亘っています。
全て「ダンガードA」同様に菊池俊輔サウンドですし、流石に「ゲッターロボ」、「ゲッターロボG」、「ガイキング」にも主演していただけのことはあって、これが神谷明の絶叫に合うんですなあ。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22788067/