『ゴジラ対メガロ』
2017年 03月 16日
それがジェットジャガー!
しかしこのジェットジャガーはヒーローとして中途半端。
ロボットなのに巨大化するし、最初は悪者に操られ、途中で自我に目覚め、ってキカイダーみたいなシチュエーションも。
この映画が公開されてから約2週間後には、テレビシリーズ「流星人間ゾーン」が始まります。
ガロガバラン星人に襲われ地球へと逃れた平和な星ピースランド星人の一家が、地球をも侵略のターゲットにしたガロガから地球を守るために立ち上がるというストーリーで、ゴジラやキングギドラ、ガイガンら映画で活躍する東宝怪獣のゲストが売りでしたが、どうせならそのパイロット的な作品でも良かったんじゃないのかなあと常々思っておるのです。
テレビの第1話の拡大版、あるいはその前史的なお話や、テレビに先行して前後編エピソードを再編集して公開するとか、新ヒーローのゾーンファイターを売り込むと同時に、従来の「ゴジラ」映画に新風を吹き込むことが出来たんじゃなかたのかなと妄想するのですが、これは今日的な発想ですかね。
いやあ、出来上がったこの「ゴジラ対メガロ」があまりにも詰まらなくて……。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/10457670/
特集「シン・ゴジラ映画総進撃」から各1プログラム。 ◆『ゴジラ(1984)』 ▲「ゴジラがブラックホールになって都市を呑み込む」という映画ではありません。 五つ星評価で【 ...... more
メガロはトピックスみたいなのはいっぱいあるのに超絶つまらないのがある意味すごい。いや、もう見なくていいなあ。
ガバラはゴジラ映画だとか怪獣映画だと思わなければ、なかなか良質のジュブナイルだとは思うものの、如何せんゴジラだからなあ。
メガロは単独映画なら許せる部分もあるけれど、使いまわしはやっぱり気になる。
以前コメントしたけど、海底王国の人たちより地上人の方が明らかに悪い奴だし、ジェットジャガーの謎の行動とか、そこら辺のモヤモヤもどうしても残っちゃうし。
ところでガバラのTBが、なぜか「ナイスガイズ!」に飛んできてるぞ。
突っ込み所満載な「ゴジラ対メガロ」。あれは無意味に長いカーアクション、科学では説明のつかない構造のジェットジャガー、早いわ軽いわの常識破りのスピーディー怪獣バトル、今や伝説の「飛んでる」ドロップキック等々、遊んでいるのかマジなのか分からない展開が笑えますが、それ以上の謎がシートピア人とは何者か!?
300万年前なんて人類発生以前の事。M宇宙ハンター星雲のGOKI達と友好関係にあるところからすると、もしかして滅亡寸前に地球に移住してきたハンター星雲の人類の末裔なのかも!?
彼らの地上攻撃は一見報復のように見えるけどそれは口実で、核実験の問題が無くてもいずれはGOKI達と組んで地上征服に乗り出したのではないでしょうか!?そう考えれば、地上人側に警告を発するでも無く一方的に攻撃してきた彼らの無茶振りにも納得がいきます。GOKI達もやたら平和をお題目にしてましたし、似てますよ。この2者。何にしても、私はハナからこのシートピアン達には好感を持ってませんでしたけど。
ここではゴジラが何故か同じ核の被害者であるシートピア人と敵対している事が言われてますが、ゴジラはただ日本の危機を救いたかったのでしょう。前作でゴジラとアンギラスは危ういところを日本人達に救われてますから、少なくとも日本には恩義を感じている。だからこそ、謂れのない攻撃を受けている日本を救いたかったのだと思います。日本だって核の被害者なんですから。
ジェットジャガー・・・・・・彼はモスラとかファンタジー系のキャラクター以上に説明のつかないキャラクターですね。まさに「ご都合主義」の権化!いや、シートピアン達のあまりの理不尽さに怒った神様が力を与えて下さったのかしら・・・・・・?
ともかく、事が終わった後はジェットジャガーはご近所の名物、六郎くんの友達の良い遊び相手、これで家事の才能があれば文句の付け所は無いのですが(笑)。その他、危険な場所での作業や人命救助にも貢献してくれそうですね。
余談ですが、ガイガンの相棒はキングギドラよりもあのお茶目な「尻叩き」メガロの方がぴったりだと思うのは私だけでしょうか?
本文でも書いてますけど、ジェットジャガーは不思議な存在です
変身ブームの影響下で生まれたキャラクターでしょうが、特にシリーズキャラクターとして育てる意図もなかったようですし、ただの変化球だったんでしょうか
どうせなら「流星人間ゾーン」と絡ませて、TVシリーズの宣伝も兼ねた方がよっぽどの新機軸だったように思います
映画でゾーンをお披露目しておいて、TVでは逆にゴジラがゲスト出演
相乗効果が得られたように思えるのですがねえ