『ダイナミックヒーローズ』
2006年 01月 23日
コントローラーでコマをクリックして読む漫画というもので、部分的なアニメーションというか、コマの中あるいはコマとコマの間の動きが楽しめ、さらに効果音やBGM、台詞までもが楽しめるという、非常にユニークなものだった。
その中に『ダイナミックロボット大戦』という作品があったのだが(1999年の発売)、これはタイトル通りダイナミックプロが携わったロボット・アニメのキャラクターを一同に会し、新たな物語を紡ぎ出そうという、言ってみれば往年の<東映まんがまつり>における『マジンガーZ対デビルマン』に始まる共演モノを復活させようという試みだったのだ。
マジンガーZ、グレート・マジンガー、グレンダイザー、ゲッターロボG、デビルマン、さらにはキューティーハニー(予定では『ドロロンえん魔くん』も?!)なども登場するオールスター作品で、当時熱狂した世代には堪えられない企画だったのだが、全6巻の予定で進められていたこのシリーズは、2巻まで出たところで「クリックまんが」そのものがなくなってしまい、立ち消えになってしまっていたのだ。
ところが2003年になって、インターネット上の雑誌「Web現代」において、「e-manga」というものを使い、「オンライン・デジタル・コミック」として似た形式で再開されることになったのだ。
物語は再構成されたとはいえ、コンセプトは「クリックまんが」当時そのまま。で、読みたい!読みたい!と思っていたのだけれど、こちらは有料コンテンツなもので口惜しい思いをしてきたのだが、それがこの度とうとう単行本化された!(のを最近知った)
正式には『永井豪まんが外伝 ダイナミックヒーローズ』。
著者名表示は「原作:永井豪/漫画:越智一裕とダイナミックプロ」。「クリックまんが」版の監督だった越智一裕の、これはリベンジだろう。
物語はTVアニメ『UFOロボ グレンダイザー』最終回の1年後からスタート。
平和を取り戻したかに見える地球だったが、<豹の爪>の暗躍、デーモン一族の復活、そして謎の宇宙人に追われて地球へ逃げ込んで来たスペイザー、さらにその宇宙人がかつてグレートとゲッターの共同戦線で追い払われた連中であり・・・とTV版と劇場作品両方の続編という形をとっているだけで大興奮!
最近では『真ゲッターロボ』や『マジンカイザー』など原作に即したリメイクや、あるいは原作版の続編なども幾つか作られているが、かつてのアニメ版の続きであり、絵柄も極力当時のアニメ版に似せているのが嬉しい。これは当時のファンだったオヤジ世代(になっちゃうんだろうなぁ、もう)には何よりだ。
まだまだ物語は序盤だし、キャラクターも出揃っていないが、これからの展開が大いに期待出来る。
ところで『えん魔くん』はともかく、『鋼鉄ジーグ』は出ないんだろうか?
松本零士書き下ろしデザイン(印影は開催まで伏せさせていただきます)
<開催日時> 平成18年1月28日(土)・29日(日)
が、逓信総合博物館であるんですね。
つうか、今展示会やっているんですね。
知らなかったです。
ダ・ヴィンチを読んでいて記事を見つけました。
押印欲しいな~、日曜日に行こうかな。
最近でも食玩が出たりと需要が色々あるようなんですが、
それは実際に求められているのかなぁ。
ある程度年配、といってはナンですが、かつてのファン上がりの人たちの幻想の中にだけ、
その必要性があるような気がしてる。
自分もそうだけどね。
世間一般の知名度も認知度も大してあるとは思えないし、若い人たちは知らないでしょう。
その証拠に話題になることも、ブームになることもないしね。寂しいことだけど。
「アニメディア」あたりのトップ記事、もしくは「小学一年生」とか「テレビマガジン」で巻頭を飾るくらいじゃないと・・・。
こういう企画とかも、なんか虚しくなってしまうんだなぁ。。。。。。