『美女と野獣』(2017)
2017年 04月 22日
ディズニーアニメの実写化シリーズの最新作。もちろんアニメ版は何度も見てるし、劇団四季の舞台版も何度も見てるので、もう見る前から「面白いんだろうな」と期待度MAXで劇場へ足を運んだが、なんとクライマックスでまさかの号泣!
…まではいかなかったけれど、あふれる涙を止めることが出来なかった。
こんな経験、初めてかな。
王子が如何にして野獣に変貌していったかを紹介するプロローグ、アニメ版でも舞台版でもシルエットを使ったりで象徴的に表現していたが、この実写版では割とカッチリと描写。王子や家来たちの浮かれっぷりを強調した挙句の魔女の呪い。
この辺り、見ていて「あれれれ?」という感じで最初のうちは「この実写版、失敗なんじゃないの?」と心配になったりもしたものの、ベルが出てきて「朝の風景」が歌われる頃になると、あ、やっぱり自分の知ってる「美女と野獣」の世界なんだと安心。
ベルの父モーリスがコメディリリーフではなくシリアスな役どころになっていたり(モーリスの妻=ベルの母親にまつわるエピソードも含めて)、ル・フウが単なるガストンの提灯持ち、腰巾着ではなく一個の人間として描かれていたり、アニメ版でも舞台版でも発端部分だけにしか出てこない魔女の比重が大きくなっていたり、結構な改変や追加(歌曲も)が行われてはいるが、基本ストーリーはアニメ版そのまんま。ちなみに図書館の場面は舞台版から追加されたものだが、舞台版では文盲の野獣がベルによって本の、そして物語の魅力を教えられていく過程を見せることで二人の急接近を表現していたが、今回の実写版では野獣がかつてはきちんとした教養を受けた王子だったことを再認識させ、忘れかけていた自分を取り戻させてくれたベルに惹かれ、ベルも野獣の見せる思わぬ人間性に頑なだった心を開いて行くように描かれているのが、微妙ながらも面白いアレンジだと感じた。
今回は3D吹替版での鑑賞。
劇中で披露される歌曲まで含めた吹替版ということで、本職以外のミュージカル畑出身者や舞台経験豊富な面々がキャスティングされているため、最初のうちは須藤祐実の声じゃないエマ・ワトソンや、森川智之の声で喋らないユアン・マグレガーなどにかなり違和感があったものの、途中で段々と気にならなくなってはくる。
ただこれはメインの中で終始人間態で出てくるキャラクターが少なく、どちらかというとアニメ寄りのテイストだからこそ成り立つもの。以前「オペラ座の怪人」を日本テレビが放送する際に、舞台版で演じていた劇団四季のキャストで吹替版を作ったことがあったが、ミュージカルの日本語版としてはアリでも洋画の吹替版としては成功とは言い難かったので難しい問題ではある。
ともあれ、期待に違わぬ出来栄えだったこの実写版、今度は字幕スーパー版でもう一度見に行ってこようかな。
私は字幕でみたので、エマちゃんとダンの歌声に酔いしれてしまいました~
DVDでは吹き替えでみるぞっ
…の前に、もう一回くらい見に行きたいです。
フランス版(レア・セドゥの)もよかったけど、
やっぱりディズニー印で安心安全な作りが素晴らしかったです。





