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『キャプテンウルトラ』

一般にウルトラシリーズというと『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』…と続くと認識されていますが、放送局であるTBSサイドから見れば、円谷プロではなく東映製作のこの『キャプテンウルトラ』も立派なウルトラシリーズの一本。
『ウルトラQ』『ウルトラマン』に次ぐ第3弾ということになります。

『キャプテンウルトラ』_e0033570_21263028.jpgそのテレビ版から2話をピックアップしたのがこの劇場版。
見る前は前後編か何らかの関連エピソードを再編集でもしたのかと思っていましたが、全く無関係なお話を連続上映してるだけでした。
しかも途中でオープニングテーマがもう一回流れるし…。

ただこのエピソードしかまだきちんと見たことありませんが、等身大のヒーローが変身もせずにメカを操り、時には単身で巨大怪獣と戦う図というのはあまり他に類を見ない、かなりセンス・オブ・ワンダーに満ちたものだと思っております。

異星でヘルメットを脱いだ状態で毒ガスにやられたり、反対にヘルメットを被っているのに匂いを嗅ぎ付けたり、頼りがいはあっても悪役面のキャプテンのルックスに違和感を覚えたり、出しゃばり過ぎのガキがウザイとか、今日の目からすればツッコミどころは多々ありますが、それでも当時の子どもたちには立派なヒーローだったんだろうなあというのは伝わってきます。
革新的なウルトラマンの登場には度肝を抜かれた子どもたちも、逆にキャプテンには親近感を抱いたのではないかしらん?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/13138986/


by odin2099 | 2017-05-10 21:27 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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