その前の夏映画(
『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE/フルブラスト・アクション』)はちょっと余所行きなところがあったけれど、こちらのVシネはより通常のフォーマットに近い感じ。
お馴染みの「デカレンジャー」世界に、ちょっと異質な存在として紛れ込んでるのがアバレンジャー。
というところで、二大戦隊の対立から共闘へとお話は進んでいきます。
バンだけはなかなか打ち解けませんが。
しかしいつもながらこの二大戦隊のVSシリーズって、お互いにお互いを認識してるかどうかがいっつも微妙。
独立した二つの番組を強引にドッキングさせるのだから矛盾点があるのは仕方ないんですが、今回のパターンだとデカレンジャーはアバレンジャーを知らなかった様子。
一方のアバレンジャー側がデカレンジャーを知っていたのかどうかはハッキリしないけれど、公的機関(宇宙警察)なだけにどうやら知っていたっぽい?
公的な戦隊と私的な戦隊だからこの認識の差は不自然じゃないけれど、地球に赴任した当初のドギーは「恐竜や」の常連だったという小ネタを挟んでくる割に、この一年で大企業に急成長した「恐竜や」の存在をデカレンジャー側が誰も知らなそうなのはちょいと変な感じもしますがね。
この「恐竜や」ネタ、VSシリーズのVシネではしばらく引っ張ります。
レギュラーメンバーが殆どみんな顔を揃え、最後はワイワイガヤガヤで終る、VSシリーズでも上位に来る愉しい作品でした。
<過去記事>
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