『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
2017年 06月 28日
特にこの4作目なんか、お話全然覚えてなかった…。
いや、全然じゃないけれど、かなり断片的。
ジャックの偽者が出てくるのが導入部だったっけ?
結構気に入ってるシリーズのつもりだったんですが、楽しんだのは1作目だけだったのだな、多分。
今回、ジャックもバルボッサも黒ひげとアンジェリカも、みーんなが目指す「生命の泉」。随分と唐突な設定で作品世界にもジャック・スパロウにも似つかわしくないと思っていたんですが、そうか、3作目のラストでちゃんと伏線張ってたんですなあ。
この4作目はなんか番外編みたいな印象が残ってたんですけど、きちんと3作目ラストの続きになってたんですな。
ジャックとギブス、バルボッサ以外にレギュラーが出てこないのと、前作ラストがいきなり10年後だったので、時系列的に混乱してたというのもあるんですが。
ただ、それで本作が凄く面白いのかというと、やはり微妙。
以前にも書きましたけど、ジャックは主役ではあっても主人公には適さないキャラ。
本筋を進めるキャラクターが別にいて、それにちょっかい出したりして結果的にお話を引っ張る、というのならいいのですが、初めっからジャックありきで進めようとすると色々と制約もありそう。
宣教師と人魚のカップルもバッサリ切ってしまってもお話の進行上は問題ないし、むしろその分をバルボッサと黒ひげの因縁話に費やした方が「海賊映画」らしさが出て骨太な映画になったかも。
あとはアンジェリカを、黒ひげとジャック、どちらともつかず離れずにしておけば、「ルパン三世」における峰不二子みたいに描けたのかなあ?
なんて考えてしまいました。
さて、最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」の日本公開はもうすぐ。今のところ評判は悪くなさそう。
しかし今回で完結なワケじゃなく既に次の作品の話も聞こえてきてるというのに「最後」と付ける邦題や、「さらばジャック」みたいなコピーを使うのは、誇大広告を通り越して詐欺だと思うんですがねえ。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/15030251/
今回の、最後の海賊が本シリーズ最後ではないんですか~
てっきり最後だと勘違いしてました。なーんだ。
このような人もいるから、タイトルつけるときは気をつけて欲しいものですよね。
甥っ子が観に行きたいといっているので連れて行けるか否か(彼の部活の休み次第)です。
個人的にはあまり観る気にはなってなかったのですが
私もやはり1作目が一番好きかな。
なにせ、月の光の中海底を歩いてくるガイコツ海賊たちの姿が最高でしたもんね。
正式には発表されてませんし、今回の興行成績次第だとは思いますが、続編の予定はあるようです。
もともと4~6で新たな三部作の予定で、5と6を同時に撮影という計画もあったらしいのですが、どうやらこの4作目がイマイチだったかで(?)、今度の5作目は仕切り直しとなったみたいですね。
少なくても今回が「ザ・完結編」みたいなお話にはなってないと思われます。