『忍びの国』(2017)
2017年 07月 15日
『のぼうの城』に続いて和田竜の小説『忍びの国』を、自らの脚本、中村義洋の監督で映画化。出演は大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、マキタスポーツ、でんでん、満島真之介、きたろう、平祐奈、立川談春、國村隼、伊勢谷友介ら。
まずは主人公の無門。
凄腕の忍びでありながら怠け者で、時折醒めた飄々とした面を見せるものの、惚れた女には徹底的に尻に敷かれまくるというギャップが魅力のキャラクターなのだが、スクリーンに映し出されたのはチャラチャラして周囲に流されやすい底の浅い男でしかない。
対する織田信雄も、最初のうちこそバカ息子と見えているものの、その内面にはかなり屈折した感情を抱き、この戦を通じて成長する人物として描かれていくはずなのだが、最後まで癇癪持ちの駄々っ子という殻からは脱しきれなかった。






