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『すばらしき映画音楽たち』(2016)

ジョン・ウィリアムズ、ハンス・ジマー、ジョン・デブニー、クリストファー・ヤング、レイチェル・ポートマン、トレヴァー・ラビン、ハワード・ショア、デヴィッド・アーノルド、パトリック・ドイル、エリオット・ゴールデンサール、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ、ダニー・エルフマン、トーマス・ニューマンらハリウッドを代表する作曲家たちや、ジェームズ・キャメロンら映画監督へインタビューを敢行したドキュメンタリー映画。
「カリコレ2017」での上映を前にWOWOWで放送してくれたので、そちらで鑑賞。

『すばらしき映画音楽たち』(2016)_e0033570_22341878.jpg無声映画時代から映画に音楽は付き物で、革新的な存在になったのがマックス・スタイナーの『キング・コング』。
以後、『欲望という名の電車』、『めまい』、『続・夕陽のガンマン』、『サイコ』、『猿の惑星』、『タイタンズを忘れない』、『ショーシャンクの空に』等々、映画音楽史に残る作品を取り上げ、作曲家や音楽関係者、時には本人のコメントと共に創作の秘話に迫っていく。
映画音楽全体の流れと、映画音楽のつけ方の変遷を説明してくれるので、音楽の門外漢にもわかりやすい内容だ。

街中に張り出された映画の宣伝ポスターに自分の名前があると焦りを感じるとか、録音するスタジオによって音楽は変わるだとか、あるいは実際の録音風景に密着しての当事者ならではの発言が興味深い。
モティーフの解説ではハワード・ショアが自作『ロード・オブ・ザ・リング』を例に、その音楽構成について語っているのも貴重だろう。

中でも多くの時間が割かれているのがジョン・ウィリアムズで、『ジョーズ』、『未知との遭遇』、『スター・ウォーズ』、『インディ・ジョーンズ』、『E.T.』、『ジュラシック・パーク』などについてハンス・ジマーが熱く語る姿は印象的だ。
もちろんハンス・ジマーにも時間は割かれていて、『グラディエーター』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』が同業者から絶賛されている。

映画音楽という括りを離れても、一つの映画が『ロッキー』のテーマ曲で幕を開け、その中で『ピンク・パンサー』や『007』、『バットマン』や『アベンジャーズ』、『ハリー・ポッター』、『ブレイブ・ハート』、『トランスフォーマー』、『ファインディング・ニモ』、『カールじいさんと空飛ぶ家』などの名場面を愉しめるなんて贅沢な体験である。

本心を隠してのおしゃべりは楽しいが、音楽は全てをさらけ出すとのハンス・ジマーの言葉は重い。

エンドロールでは「ジェームズ・ホーナーを偲んで」と題して、ジェームズ・キャメロンが『タイタニック』製作当時の思い出を披露。
本来は映画本編で大きく取り上げる予定だったのだろう。

by odin2099 | 2017-07-23 22:35 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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