『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE/ゲース・インダベーの逆襲』(2017)
2017年 08月 07日
テレビシリーズは見てないけど(ギャバンとデカレンジャーとのコラボ回だけは見た)、何とかついて行けるのが<スーパー戦隊>劇場版のいいところ。いきなり9人という大所帯で始まった「キュウレンジャー」も、気が付けば既に12人に増員されてるとか。
たださすがに12人は活かしきれてないし、全員揃うシーンないし、せめて1時間くらいないと辛いなあ。
宇宙戦隊というだけあって宇宙規模のスケールの大きな災厄が襲い掛り、地球以外の3つの惑星での冒険も描かれていて、「スター・ウォーズ」というか「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を意識してるのかな?と思わせる部分もあるのだけれど、結局はあっさり、こじんまりと解決しちゃうのもこの枠の限界だろう。
もう「伝説」「究極」「奇蹟」は禁止!
…ってやったらお話作れないかな。
それと毎度感じることだけど、芸人枠って必要?
主役が若手ばかりだから、相手役にはベテランを配して芝居をフォローして欲しいところなんだけど、滑舌の悪い台詞回しとか、個人のネタを絡めた寒いギャグだとか、素人丸だしの演技とか作品の完成度、質を貶めているようで、トータルではマイナス面の方が、芸人起用による集客・宣伝効果を上回っているんじゃないかと思えてならないんだけど。
【ひとこと】
自分はノーテンキな主人公、いわゆる「バカレッド」な戦隊は苦手だってことが、今回改めてわかった。