『スパイダーマン/ホームカミング』(2017)
2017年 08月 12日
「スパイダーマン」や「アメイジング・スパイダーマン」で描かれたようなオリジンストーリーはカットし、「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」の”その後”からスタート。
主人公のピーター・パーカーが今度は高校生ということで、過去のシリーズともちょっと違った感じだし、<MCU>作品としてもかなり異色。
それでもトニー・スタークやハッピー・ホーガン、ペッパー・ポッツの登場で紛れもない<MCU>作品の一本と感じさせてくれる。
宣伝ではアイアンマン=トニー・スタークとのWヒーロー物なのかと思わせたが、トニーはあくまでピーターの導師というか疑似父親的ポジションに留まり、決して出しゃばらず且つ美味しい役どころだった。
アベンジャーズのメンバー入りを目指して日々ヒーロー活動を続けるピーター、しかしトニーからは認められずついつい暴走、しかし最後には大きく成長して、というストーリーも共感出来るもので、ピーター=スパイダーマンと対決するヴィランも、異世界からの侵略者だったり、巨大な陰謀を企んでいるわけでもない町工場の親父レベルなのも親近感が湧く。
従来作品では「アントマン」にやや近いかも。
とはいってもその正体にはひねりが加えられ、クライマックスはなかなかの緊張状態。高校生にとっては街の平和も、好きな女の子の笑顔もどっちも守りたい大切なもの、というのはわかるのだけれど、この緊張状態が持続せず、意外に葛藤もなくというか躊躇もなく行動に移すのがちょっと意外。これがトビー・マクワイヤやアンドリュー・ガーフィールドのピーターだったら、もっとウジウジ悩みそうなんだけどね。
最初はトム・ホランドの”とっつあん坊や”みたいなルックスが馴染めなかったけど、その身体能力の高さは相当なもの。彼のピーター・パーカー、今後も期待出来そうだ。
それに若すぎる、美人過ぎるマリサ・トメイのメイおばさん。あんなセクシーでキュートな女性と思春期の少年が二人暮らしっていうシチュエーションはどうなの?
ところでピーターの憧れの美少女リズだけれど、申し訳ないけどちっとも可愛く思えなかった。今後の正ヒロインになりそうなゼンデイヤ演じるミシェルの方がクールだし、それに校内キャスターやってる女の子の方が絶対可愛い。ちなみに彼女、「ナイスガイズ!」でライアン・ゴスリングの娘役だった美少女だよね。再登場希望。
それにしてもあの娘が「MJ」っていうのは…。
カメオ出演のキャプテン・アメリカが何故かお笑い担当に…?
公開初日。2D吹替え版を上映するシアター6は前方席を除きほぼ満席だ。かなり小さいお子さんから、小学生、中学生位の男子がたくさん来場している。劇場内の冷房が効きすぎて寒く、上映中にトイレに行く人が多い。 ... more
☆・・・とても良かった。 なにが良かったかと言うと、数度リブートされた既存のシリーズの「文法」に倣わず、独自性を生み出していたからだ。 最初の三部作であるサム・ライミ監督版は、もう文句の付けどころのない面白さで、これ以上 スパイダーマンと言う素材で新しいことを出来ないのではなかろうかと思えた。 だが、続いてのアンドリュー・ガーフィールド主演版は、同じ路線で作られた。 面白くなくはないが、ときおり、「おっ、これはいいぞ!」と幾つかのシーンで思わせられ...... more
映画 『スパイダーマン:ホームカミング(2D・日本語字幕版)』(公式)を8/11の公開初日に劇場鑑賞。採点は、★★★★☆(最高5つ星で4つ)。100点満点なら80点にします。 なお、過去の『スパイダーマン』の実写化映画シリーズはほぼ全作鑑賞済み。 ディレクター目線のざっくりストーリー スパイダーマンとして活動する15歳のピーター・パーカー...... more
アイアンマンやキャプテン・アメリカなど“アベンジャーズ”を中心にマーベル・ヒーローが同一世界観の中で活躍する“マーベル・シネマティック・ユニバース”作品群の一つとして描かれる新シリーズの第1弾となる痛快エンタテインメント青春アクション大作。主演は「インポッシブル」「白鯨との闘い」のトム・ホランド。共演はアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrのほか、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ。監督は「クラウン」「COP CAR/コップ・カー」で注目され、長編3作目の本作でいき...... more
【SPIDER-MAN: HOMECOMING】 2017/08/11公開 アメリカ 133分監督:ジョン・ワッツ出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ゼンデイヤ、ドナルド・グローヴァー、タイン・デイリー、ジェイコブ・バタロン、ローラ・ハリアー、マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr STORY:ニューヨークに暮らす15歳の高校生、ピーター・パーカー。憧れのトニー・スターク=アイアンマンに見込まれ、彼が開発した特製スーツに身を包み、スパイダーマンとして街のパトロールに精を...... more
ご近所ヒーロー。それが15歳のスパイダーマンだ! 何度リブートすれば気が済むんだ?とばかりに、また新たなシリーズが始まったスパイダーマン。しかも今度は活躍場所は基本的にご近所ヒーローだけど、アベンジャーズ準会員で、シリーズ最年少の15歳設定。 そしてこの「1...... more
スパイダーマンの再リブート。まあ、商売上のいろんな理由があったことは理解できます。アベンジャーズに組み入れられたことで、結果的に大ヒットしたのだからSONYも満足でしょう。スピンオフを大量につくるらしいのはさすがにやり過ぎですが。 今回はトム・ホランド主演でアイアンマンがサポート。父親に愛されなかったとまだ誤解しているトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が、父親らしい愛情をピーター・パーカーにそそぐ。 これまでの実写版5作品を全部劇場で見ている、マーベルとSONYのいい客だから言わせ...... more
□作品オフィシャルサイト 「スパイダーマン ホームカミング」□監督 ジョン・ワッツ□脚本・原案 ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー□キャスト トム・ホランド、マイケル・キートン、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ ロバート・...... more
【出演】 トム・ホランド (ピーター・パーカー/声:榎木 淳弥) マイケル・キートン (バルチャー/声:大川 透) ジョン・ファヴロー (ハッピー/声:大西 健晴) ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク/声:藤原 啓治) 【ストーリー】 15歳...... more
本日は仕事で福岡市まで行って来たピロEKです 毎日、調子よく更新しておりますが、明日は止まるかなぁ。多分 ここ数日では… 「グッドモーニングショー」 「Mr.&Mrs.スパイ」 「モアナと伝説の海」 の映画鑑賞記録をアップしました。良かったらそちらも読んで行ってくだ...... more
【監督】ジョン・ワッツ 【出演】トム・ホランド/マイケル・キートン/ジョン・ファブロー/ゼンデイヤ/マリサ・トメイ/ロバート・ダウニー・Jr./ドナルド・グローバー /他 【公開日】2017年8月11日 【製作】アメリカ 【ストーリー】 ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、キャプテン・アメリカからシールド奪って大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー。昼...... more
『スパイダーマン ホームカミング』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1)評判が良さそうなので映画館に行ってきました。 本作(注1)の舞台はニューヨーク(注2)。 始めの方では、エイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)らが、破壊されたニューヨークの...... more
【解説】 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのトム・ホランドを主演に迎えたヒーローアクション。血気盛んなスパイダーマンが、突然出現した怪物に戦いを挑む姿を活写する。アイアンマンとして数々のマーベル作品に出演してきたロバート・ダウニー・Jrや、『...... more
【概略】 ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー。昼間は普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのアイアンマン=トニー・スタークから貰った特製スーツに身を包み、NYの街を救うべくパトロールの日々。ある日、スタークに恨みを抱く“バルチャー"が、巨大な翼を装着しNYを危機に陥れる。アベンジャーズに任せておけというス...... more
アメリカ・ニューヨーク。 ベルリンでのアベンジャーズの戦いにスパイダーマンとして参加した15歳の少年ピーター・パーカーは、次の出番を心待ちにしている。 ある日、巨大な翼で飛行する怪物が街に現れた。 アイアンマンことトニー・スタークが止めるのも聞かず、ピーターは怪物の調査に夢中になる…。 VFXヒーローアクション新シリーズ。... more
題名まんまです。一月単位で記事書きそこなった奴を1行ずつでも消化していこうと思います。 ◆『スパイダーマン:ホーム・カミング』トーホーシネマズ日本橋7 五つ星評価で【★★★★バルチャーの年とスパイダーマンのヤングさ】 断片的にでも思いだして書くよ。 ・バルチャーかっこよかった。要は彼は仮面ライダーの立花藤兵衛ラインな訳で、実直に仕事をあてがっていれば正義の推進力になる存在であった...... more
今までのスパイダーマンシリーズとして観ますと大分設定も変わってるので違和感もありますが、MCU絡みだとシビル・ウォーの後日というのが分かるシーンが色々用意されてましたから、思いのほか自分もすんなり入ることが出来ましたね。
ストーリーもやんちゃヒーローが真のヒーローに目覚めていく過程も結構丁寧にみえましたし、トニー=アイアンマンもあまり目立つ行動をしないで、ピーターをちゃんと活躍させていたのも良かったですね^^
「シビル・ウォー」にスパイダーマンを先行して出すという話を聞いた時はかなり不安だったのですが、結果的にそちらでお披露目が済んでいるのでかえって自由度が増えた感じがしますね。
<MCU>作品の中には本筋にあまり関係ない、他作品とのリンク部分が気になっちゃう作品もありますが、トニーが出しゃばらなかったお蔭で独立したお話かつ<MCU>作品として楽しめました。