『ドリーム』を見る前あるいは見た後には、是非この作品もチェックした方が良いですね。
描いている時期もほぼ同じ。
『ドリーム』が<マーキュリー計画>を支えた女性たちの話ならば、この『ライトスタッフ』は実際に宇宙を飛んだ男たちとその妻たちの物語。
そのハイライトはどちらもジョン・グレンが乗ったフレンドシップ7号による地球周回軌道。
それを違った視点で捉えているので、見比べるとより理解が深まるのではないかと思います。
といいつつ、この映画はチャック・イェーガーに始まり、チャック・イェーガーに終わるのですが(厳密に言えばラストはゴードン・クーパーの飛行シーン)、先ごろ亡くなったサム・シェパードの格好良さったらないですね。
クーパーが最後に言いかけた「最高のパイロット」とはイェーガーのことだったんでしょうか。
そのイェーガーも、ミスを犯した(と本人は否定するものの世間では思われてる)ガス・グリソムを嘲笑する仲間たちに交じっているようで、実は命がけの危険な任務に就いたグリソムを評価していたり、と懐の大きいところを見せてくれるのが最高です。
<過去記事>
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