『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』 飯間浩明
2017年 10月 17日
大上段に構えたものではなく、「ことば」に対するちょっとした「気付き」を綴ったエッセイ、そのぐらいに思っていた方が良いと思います。
それでも「こういう風に使い分けるとわかりやすいな」とか、「こんな表現あったんだ、初めて知った」ということも多々ありますので、誰かとコミュニケーション取らなきゃならないなあという時や、人前で説明したり、発言しなきゃいけない時、あるいは手紙を送ったり、時には論文(というか難い文章)を書く必要がある時などには参考になるんじゃないかと思います。
その反面「これはちょっと違うんじゃないのかな」ということもありますが、「ことば」は生き物ですし、それに「正解」はないのでしょう。