『女系図でみる驚きの日本史』 大塚ひかり
2017年 10月 27日
一般的な、教科書や資料の類で見かける系図は父方のものですね。
誰の息子が誰で、誰それと結婚して息子が生まれ、それが結婚して…という具合に。
それを母方で作ってみたらどうなるのか。
歴史が違って見えてくるというわけです。

他にも清少納言と紫式部の孫が恋人同士だったり、母親の身分故に源頼朝が執拗に弟義経を攻めたのかとか、興味深い話がいっぱい。
新資料発見で歴史認識が変わる、というのはよくありますが、既存の資料の捉え方を変えるだけで、新しい発見があるというのはまさに「驚き」です。