『レイジング・アトランティス』 トマス・グレニーアス
2006年 02月 01日
軍人である養父の要請で南極へ連れて来られた異端の考古学者と、ローマ法王の依頼で派遣されてきた元修道女の言語学者らは、氷の下から発見されたピラミッドの内部で驚くべき体験をする。
一方その発見を巡ってはアメリカやロシア、それにバチカンの思惑等々が様々に絡み合い、更にエジプトまでもが・・・。

リアリズムを貫くでなく、さりとてハッタリをかますでもない展開は消化不良の物足りなさだ。
クライブ・カッスラー、ネルソン・デミル絶賛――という帯の惹句に少々騙された感じ。
ただ、映像化の企画もあるようで、きちんと金かけて作ってくれれば面白くなりそうでもある。

トマス グレニーアス, Thomas Greanias, 嶋田 洋一 レイジング・アトランティス 超古代文明伝説の花形アトランティス。その出自はインドの老僧が口伝したというムー大陸伝説よりも確かなもので、かの哲学者プラトンが神官からその存在を伝え聞き、実際に著書に書き... more

アトランティス。 そいつは、昔から人の心を魅了してきた。 そう、プラトンが『対話篇』の中で触れている、あの伝説だ。 太古の昔、高度な文明を誇り、オリハルコンを使用し、太陽を崇めたその国は、海の底に沈んだという。 理由は、火山の噴火だというのだが。 でも、... more

レイジング・アトランティスposted with amazlet on 06.06.29トマス グレニーアス Thomas Greanias 嶋田 洋一 早川書房 (2005/11)Amazon.co.jp で詳細を見るりょーち的おすすめ度: こんにちは、植村直己です(嘘です)。 欧米の人々、特にキリスト教圏の方々はアトランテ..... more