『エマニエル夫人』、
『続エマニエル夫人』、
『さよならエマニエル夫人』に続くシリーズの4本目。
主役はシルヴィア・クリステルからミア・ニグレンに交代。
そしてタイトルも「エマニエル」→「エマニュエル」に変更。
かつての恋人から逃れるために全身整形手術を受け、若く美しい別人に。
再び処女となった彼女は新たな愛の遍歴を続けるが、結局は忘れることが出来ずに彼の処へ帰っていく、というお話で、主演女優の若返りを図っただけという身も蓋もないお話。

撮影当時のミア・ニグレンは23~4くらいだと思うが、シルヴィア・クリステルにしたって31~2くらい。
それでシリーズ活性化を狙っての若手への切り替えとは随分と失礼な話だ。
結局ミアの出演はこの一本だけで以降もシリーズは続き、中にはシルヴィアが出演してるものもあったはず。
前作との繋がりはなく、というより主人公の名前が「シルヴィア」で、変身した姿が「エマニュエル」と呼ばれているという非常にややこしい状況。
一種のメタフィクション? なんでこんな設定にしたのだろう。
シルヴィアは冒頭部分と、後は「心の声」という形での出演に留まり脱ぎはなし。
代わりに新星ミアが均整の取れた肢体を全編に亘って披露する。
以前見た時は全然感じなかったのだが、言われてみるとミアの顔立ちは、どことなくシルヴィアに似てるような。
それを見越しての、演技経験ゼロの彼女の起用だったようだが。
まあお話はあってないようなもんだし、綺麗な裸が一杯拝めればそれで良し、とすべきなんだろうな。