『ルパン』(2004)
2006年 02月 04日
ルパン生誕100周年を記念して、昨秋ようやっと一年遅れで日本でも公開された『ルパン』。製作中から期待していたんですが、実際に見た作品は自分には今ひとつでした。
これはシリーズに対する自分の不勉強もあるのだとは思いますが、続編でも出来ればきっと見に行くだろうものの、そんなことでもなければこれっきりだなぁ、なんて考えておりました。
ところが近々発売されるDVDの吹替キャストを見てぶっ飛びました!
それは
アルセーヌ・ルパン/ロマン・デュリス:宮本充
カリオストロ伯爵夫人/クリスティン・スコット・トーマス:増山江威子
ボーマニャン/パスカル・グレゴリー:大塚芳忠
クラリス・スピーズ/エヴァ・グリーン:島本須美
ドル・スピーズ侯爵/ロバン・ルヌーチ:小林清志
というものだったからです。
う~ん、誰が考えたんだか知りませんが、凄いですねぇ。
”クラリスの声”が島本須美ですよ!(笑)
おまけに増山江威子に小林清志と来たもんだ。
納谷悟朗と井上真樹夫の名前がないのが寂しいですが(爆)、なかなか遊び心のあるキャスティングだと言えるでしょう。
これはDVD、買いか?
でも、冷静に考えると必ずしもイメージに合った、とは言えないような気もするんですよねぇ。
実際に見て(聴いて)みないことにはなんとも言えませんが、遊び心のみ、になっていないことを祈りたいと思います。
× × ×
以下、「しねま宝島」より転載

モーリス・ルブランがアルセーヌ・ルパンを初めて登場させたのは1905年だそうで、今年は生誕100周年。これに合せて日本では本国に送れること約1年、ようやく新作映画が公開された。製作中だというニュースを聞いたときから見たいなぁと思っていたけれども、日本の配給会社のラインナップに上がったときも、本当に公開されるのかは半信半疑。良くてビデオスルー、下手すると返されちゃうんじゃないかとビクビクしていたが、翻訳版を出している出版社ともタイアップされてようやっと公開、良かった良かった。
是非ともスクリーンで”古風だけれども痛快な”冒険活劇を堪能したい!と映画館に足を運んだけれども、「あれ?ルパンってこんなお話?こんなキャラクターだっけ?」と頭の中に「?」マークが飛び交うばかり。いやはや、自分は全くルパンを知らなかったことに今更のように気が付いた。そういや最近廉価版が出たばかりの、南洋一郎が翻訳したシリーズを夢中になって読んだのは小学校の低学年の頃。覚えてるはずもないんだよなぁ。しかもあれは”翻訳”というよりも”リライト”に近いって話だし(なんせ「ルブラン:原作/南洋一郎:文」ってなってる)。
映画版そのものも、原作の幾つかのエピソードをピックアップして再構成した、映画オリジナル・ストーリーと呼べる代物のようだけれども、原作ファンに対してはちゃんと目配せが用意されているとのこと。これは原作読んでから再チャレンジする方が良さそうだ。
もっとも役者陣はイマイチ好みじゃないし、ストーリーは思ったよりも暗いし、ということで現時点では積極的に二度三度と見たくなる作品ではないのは確かなので、さてどうしたものかなぁ。とはいうものの、今回はあからさまに続編を示唆した終り方をしているので、もしシリーズ化されれば再び映画館へ足を運ぶのも間違いない。今度こそ”痛快な冒険活劇”を期待して。
ルパンがもうDVDになってるんですか?
声優さんも私が熱中していた頃とあまりメンバー代わっていませんね~。
声は年を取らないのかしら??
DVDは4/7発売のようです。
で、『ルパン三世』の方のキャストですが(苦笑)、
再三話題にしてるんですけれど、かなり厳しいですね。
ここ数年は聞いていて本当に辛いので、もういい加減何とかして欲しいと思っています。
そうですね。
でもロマン・デュリスに山田さん、というのはいくらなんでもなかったでしょうね(苦笑)。
HNの”Excalibur”は、かれこれ7年ぐらい使ってますが、
OFF会などでこの名前で呼ばれると、やっぱり気恥ずかしいですな(爆)。
カリオストロ伯爵夫人のイメージも、クリスティン・スコット・トーマスは、ちょっと優しいような、、。グレン・ローズくらいの毒婦でも良かったかも~ット思いました。(笑)もうdvdも出るのですね。
TBありがとうございました♪
『真夜中のピアニスト』もちょっと興味ありますね。
>カリオストロ伯爵夫人
う~ん、グレン・クローズとは・・・。
原作を知らないんですが、そんなに強くて怖いイメージなんですか?
イザベル・アジャーニみたいに、一見優しそうで年齢不詳、というのも怖そうですけど(爆)。
「決定!ファン垂涎!!超豪華日本語吹替版声優キャスト」とデカデカと謳っておりまして、
増山江威子、小林清志、島本須美諸氏の名前が並んでおります。
所謂タレント吹替以外で、これだけ吹替版を前面に押し出した宣伝は珍しいです。
初回限定生産分だけ、特典ディスク付きの2枚組だそうで、
お値段は税込み¥3,990。
やっぱり買わなきゃ後悔しそうですねぇ。
今度の吹替版は、正に『ルパン三世』ファンをターゲットに据えてますね。
どんな感じになっているのか興味津々です。
それにロマン・デュリスのルパンも、
揉み上げといい、軽い性格(?)といい、どことなくお孫さんを髣髴とさせるような・・・?
でも、あたしはロマン・デュリスのルパンって結構ハマってたように
思ったのですが、子供の頃に見た挿絵のルパンとルパン三世が
合わさったような印象でした。
この作品のルパンは何だかイモっぽくて・・・(苦笑)。
もっとも駆け出しの頃だと考えれば致し方ないのかな。また別の作品でも観てみたいですね。
吹替版キャストは、ここまで揃えるならば納谷さんと真樹夫さんを何らかの形で起用して欲しかったな。





