【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』(2014)

この映画の主人公はフランズ・アフマンというオランダの銀行マン。
彼はディノ・デ・ラウレンティスと出会うことで映画ビジネスに興味を持ち、「プリセールス」と呼ばれる手法を編み出し独立系の小さな映画会社に投資し、多くの作品を世界に送り出すことに貢献した。

e0033570_21480612.jpg「キングコング」、「スーパーマン」、「プラトーン」、「ダンス・ウィズ・ウルブス」、「ターミネーター」、「薔薇の名前」、「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、「恋人たちの予感」…と彼が関わった作品は数多い。80年代から90年代にかけて、陰からハリウッドを支えてきた功労者といっても過言ではないだろう。

監督のローゼマイン・アフマンはそんな彼の娘。
父が病に倒れ余命幾許もないと知った時、彼女は父のドキュメンタリー映画を撮ることを思い立つ。
オリヴァー・ストーン、ポール・ヴァーホーヴェン、ケヴィン・コスナー、ピエール・スペングラー、マーサ・デ・ラウレンティス、ヨーラン・グローバス、メナハム・ゴーランら映画監督、プロデューサーなどの関係者や、銀行や映画会社と関わりのある弁護士たちらが、フランズへの感謝を捧げ、彼とのエピソードを面白おかしく語っていく。

一度は頂点を極めた彼だったが、スキャンダルに遭い、トラブルに巻き込まれるようにしてハリウッドを去る。だが、最後まで映画との関わりは持ち続けた。
これは旧き良きハリウッドの夢物語を紡ぐと同時に、家族のアルバムでもある一篇なのだ。


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by odin2099 | 2018-01-27 21:49 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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