『パディントン2』(2017)
2018年 01月 29日
そんなある日、骨とう品やで素敵な飛び出す絵本を見つけたパディントンは、ペルーおばさんの誕生日プレゼントに相応しいと、これを買うためにせっせとバイトに励むのですが、実はこの絵本には隠された秘密があり、それを知ったある人物がこれを盗もうと骨とう品屋へ忍び込みます。
これを偶然見かけたパディントンは泥棒を追いかけますが寸でのところで逃がしてしまい、逆に犯人として逮捕されてしまうのです。
はたしてパディントンは無実であることを証明し、真犯人を捕まえることが出来るでしょうか。

3作目の製作も決まってるようなので、これ以上イメージ変わらないうちに早く撮影して欲しいとこです。
パディントンは今回もドジばっかり。それもかなり古典的なコテコテなギャグを伴って描写されます。
それでもその失敗が必ずしもマイナスの方向にしか作用しないわけではないのがパディントンのいいところ、運の強いところ。
その小さな積み重ねが後々の展開への伏線になっていたりで、よく組み立てられています。これ、パディントンの描写に限らず、他でもちょっとしたネタかと思いきやクライマックスでそれが活きてくるとか神懸かり的ですなあ。ブラウン家のお父さんお母さんのちょっとした近況報告とか。
前回の悪役ニコール・キッドマンは、なまじっかクールビューティーなだけに冷酷さだけが強調される嫌いがありましたが、今回のヒュー・グラントは持ち前のチャーミングさを発揮し、憎めない悪役像を確立。こういうお芝居を見せられると、やっぱり「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のギルデロイ・ロックハートの役はケネス・ブラナーじゃなくヒュー・グラントだったよなあ、と残念な気持ちになります。
パディントンのモフモフぶりも健在。
今回も吹替版で見ましたが、総じてレベルの高い、安心して愉しめるものになっています。

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【概略】 今やすっかり‘ロンドンっ子’となり、ブラウン一家の人々と幸せに暮らしているパディントン。育ての親のルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを探していたパディントンは、ステキな飛び出す絵本を見つける。世界にひとつの絵本を買うお金を貯めるために、働き始めるパディントン。ところがある日、絵本が盗まれ、現場に居合わせたパディントンが、容疑者として逮捕されてしまう。それは、絵本に隠された...... more
出来がいいのですけど、他ジャンルのものは大丈夫なのかは未知数かもしれません。

あれはあれで。あき竹城さんとかなら冷酷さが強調されなさそうだけど、やはりニコール・キッドマンの線も捨てがたい。