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『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』

「ダンガードA」は殆ど毎週テレビで見ていたのだけれども、前番組「UFOロボ グレンダイザー」ほどのめり込むには至らず、よってこの劇場版もリアルタイムでは見ていない。
初めて見たのは公開から6年ぐらい経ってテレビで放送された時で、もしかするとそれが最初で最後の(少なくてもフジテレビでは)テレビ放送だったのかな。まだビデオデッキなんか持っていなかったので、カセットテープに録音して繰り返し聴いていたのだけれど、ふと気になったのがBGMのこと。
あれ?これって○○の曲じゃん?

テレビ放映版はそこそこのカット版だったので、後にビデオソフトが出た際に色々チェックしてみたのだけれど、まあ色々出て来るわ出て来るわ。
これってこの劇場版に限った話じゃなくて、テレビ本編でも同様ってことだよねえ。
今回見直すにあたって、改めて出典探しをしてみた。
ただ「ダンガードA」のBGM集ってCDなどで単独リリースされてないので、実はどれが「ダンガードA」オリジナルのBGMなのかがわからなかったり…。
『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』_e0033570_19580582.jpg
で、ハッキリ出典がわかったのは
「ゲッターロボ」…1曲
「宇宙円盤大戦争」…4曲
「グレンダイザー」…1曲
「大空魔竜ガイキング」…5曲
これ以外は主題歌と主題歌アレンジ、副主題歌とそのアレンジ曲、挿入歌「宇宙母艦ジャスダム」を除いた9曲が「ダンガードA」もしくは出典不明曲ってことになる。
流用曲の比率ってかなーり高い?

そしてこの挿入歌「宇宙母艦ジャスダム」、ささきいさおが歌ってるし、歌詞といい、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を意識してるんだろうなあ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/3448190/
http://odin2099.exblog.jp/22788067/
http://odin2099.exblog.jp/25613920/



Tracked from ふじき78の死屍累々映画.. at 2018-03-03 22:12
タイトル : 『惑星ロボダンガードA対昆虫ロボット軍団』『鋼鉄の巨人』..
特集上映「甦る映画魂 The Legend Of 石井輝男」の1プログラム。 ◆『惑星ロボダンガードA対昆虫ロボット軍団』 五つ星評価で【★★うんまあ】 懐かしいな、ダンガードA。 こんなのに石井輝男が絡んでるとは知らんかった。 名前貸しだけかと思ったら、どこまでかは知らないが手を出してるらしい。 それにしても動かないのだけど、キャラがアップの時の作画の力の入れ方が凄...... more
Commented by マイケル村田 at 2018-02-28 00:30 x
この「惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団」の演出は明比正行さんと石井輝男さん!? 70年代後半頃になると、西崎作品を初めとするアニメ映画作品に実写映画作品の脚本家や監督が起用される走りか…(ホンマかいな…)? 舛田利雄さん、笠原和夫さん、岡本喜八さん、恩地日出夫さん、佐藤肇さん、高田宏治さん他一同…。ただ石井さんによるダンガードAは、冒頭の月明基地の殺戮やタクマが奇妙な拳法を使って昆虫人間に立ちはだかるシーンとか…。ある意味石井さんらしい演出…。
Commented by odin2099 at 2018-03-03 07:29
> マイケル村田さん

「ガッチャマン」には岡本喜八、「999」には市川崑……
当時のアニメ映画の置かれていた立場(実写作品と比べて)がどういうものか、考察する材料になると思います。

中には名義貸しに近いようなケースもありそうですが、ただ「ヤマト」の舛田利雄の関わり具合は、他の作品と比べて濃いようです。
Commented by ふじき78 at 2018-03-03 22:15 x
石井輝男監督の追悼上映の時に何かで読んだけど、これは名義貸しではなくガチで口を挟んで演出してます。あと、「少年ケニア」の大林監督もガチです。普通のアニメ監督が演出したらあんな変な映画にはなりません。
Commented by odin2099 at 2018-03-04 08:43
> ふじき78さん

その記事は読んだことがあります。
大林監督も拘ってるようだし、「地球へ…」の恩地監督も色々とアイディアは出してるようですね。
ただ実写畑の監督さんの「演出」と、アニメ映画の「演出」は似て非なるものなので、アニメの現場には「共同監督」とかの名目で現場の指揮を執る人がいますので、その役割分担をどう見るかは難しそうです。
極端な話、実写畑の監督が作画にリテイク出せるのか、というのも気になるし、よしんば出したとして、アニメーターがその(素人の)指示に納得して描き直すのかどうか…。
Commented by ふじき78 at 2018-03-16 23:27 x
「少年ケニア」の中で明らかにセルの塗装面を撮影しているカットがあります。あれ、大林監督がこうやって撮ったら効果が出て面白いよね、やろう、やろう、と言ってやっちゃったんだろうけど、あれ、本業の人だけだったら絶対やらないカットで、本業側は悔しかったんじゃないかな。これってこうやったら面白いだろうって苦節うん十年の演歌歌手にヘリウム吸わせて歌わせるような行為だもの。
怖い怖い、大林は怖い。
Commented by odin2099 at 2018-03-17 22:32
> ふじき78さん

そのカットもそうだし、ラストに山川惣治本人を出したりとか色々やってますね。
しかし当時は映画館で「余計なことやってんじゃねーよ!」と苦々しく思ってました。
その思いは今もあまり変わらないですけどね。
by odin2099 | 2018-02-08 20:01 |  映画感想<ワ行> | Trackback(1) | Comments(6)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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