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『アントマン』

<マーベル・シネマティック・ユニバース>の12作目で、フェイズ2の締めくくり。
「インクレディブル・ハルク」を最初に見たとき(日本公開は「アイアンマン」より先だった)、「アベンジャーズ」までは実現して欲しいな、とは思ったけれど、まさかここまで続くとは。
いよいよ大河ドラマ化してきた。

『アントマン』_e0033570_09145612.jpg物語の冒頭は1989年。この時点でハンク・ピムはシールドを辞めてしまったけれど、この一年前の1988年は”スターロード”ことピーター・クイルが地球から浚われた年なので、この頃は<MCU>的には一つのターニングポイントということになるのだろう。
その2年後にはハワードが、一人息子トニーを残しウィンター・ソルジャーによって暗殺されてしまうのだから。

先にフェイズ2の締めくくりと書いたけれど、前にもコメントした通りフェイズ2にもフェイズ3にも属さない、両方のフェイズを繋ぐブリッジの役割を果たした作品、という方がしっくりくる。
フェイズ2はやはりお祭り騒ぎと、その祭りの後の一抹の淋しさが漂う前作「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の方が相応しいし、そこで一区切りついたはずが決定的に破局を迎えてしまうのが次回作「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」。
その間にあって決して大きすぎないスケール、そして適度なユーモアを持った本作は、箸休め的な存在感もあると思うのだ。

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/23694468/
http://odin2099.exblog.jp/24116681/
http://odin2099.exblog.jp/25095736/



by odin2099 | 2018-02-24 09:17 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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