【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『パシフィック・リム』

こっちが本物の「パシフィック・リム」です!
いやー、やっぱ本物は金の掛け方が違うわ~。

e0033570_00553094.jpgこの作品のロボットがユニークなのはその操縦方法。
主人公がメカと一体化する、操縦者の動きをトレースして動かす、というのはロボットアニメを見慣れてる我々にとっちゃ珍しくもなんともないですが(古くはアストロガンガーとかジャンボーグAとかライディーンとかetcetc)、2人(3人乗りもある)が同調しないと動かせないというのは結構キツイ。互いの記憶を共有って、プライバシーもへったくれもないもんなあ。
親子兄弟夫婦でも厳しいところだろうが、特に恋人でもない知り合ったばかりの男女というのはねえ。
その分かなーりエッチな設定でもあるけれど、流石にファミリーピクチャーだけあってそこは踏み込んでないですが(男女が一体化する「マグネロボ ガ・キーン」も、子ども心にヤバいと感じましたが)。

そして対する怪獣は東宝怪獣というより大映怪獣っぽいです。ゴジラよりもガメラの対戦相手に相応しそう。
それに怪獣出現の理屈付けや、怪獣と人間との攻防の歴史を冒頭で見せるという手法は、レジェンダリー版「GODZILLA」や、最近のアニメ版「ゴジラ」にも受け継がれてる要素とも言えそうです。
また怪獣出現ポイントを限定してるのも巧いやり方だなと感じました。
これでストーリーの運びがスムーズかつ、舞台を限定できます。世界中のどこに出現するか皆目わからないとなれば、とっちらかった展開になっていたかもしれません。
また「モンスターマスター、レイ・ハリーハウゼン本多猪四郎に捧」げていますが、この作品は早くも「次」へのスタンダートになっているようです。

とはいうものの、お話には実はそれほど満足してるわけではなく、特に上映時間131分は些か長すぎじゃないの?と思ってます。
例えばロン・パールマン扮する香港マフィア?との件とか、あの辺をもう少し整理すれば90分とは言いませんが、120分を切る作品にはなったんじゃないかと思いますし、あるいは主人公ペアとライバルキャラの関係ももうちょっと掘り下げることも出来たかなあ、と。何となくイヤな奴のまんま消えて行きますもんね。

最後は怪獣たちの世界と我々の世界とをつなぐ通路を封鎖してメデタシメデタシで終るのですが、さて続編はどうするんでしょう? 
再び通路が開いちゃうのか、実は塞がれてないのか、それとも別の場所に別の通路が出来ちゃうのか。
三部作構想という話ですけど、大風呂敷を広げたまんまにならないことを祈ります。

今後の構想としては同じレジェンダリーの<モンスターバース>との合流、なんていうのもあるようですが、キングコングやゴジラが以前より生息していた<モンスターバース>と、どうやら物語の開始以前には怪獣が存在しなかったらしい「パシフィック・リム」の世界を繋ぐのは、意外にハードルが高そうですね。
それよりも万里の長城を襲うヤツをどっちかの世界観に組み込む方が楽そうなんですけど。
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<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/20914662/




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by odin2099 | 2018-04-08 01:01 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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