【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『宇宙戦艦ヤマト2199/星巡る方舟』

「宇宙戦艦ヤマト2199」地上波放送版の最終回でいきなり告知が流れ、それから公開を心待ちにしていた劇場用新作映画。
噂された続編ではないということで若干テンションが下がりましたが、それでもイベント上映ではないれっきとした「映画公開」ということで期待値も上がりました。

お話はシリーズ24話と25話の間に入る物語。
といっても古代の成長ぶりなんかを見ると、やはり26話を経てのものだなあと思います。
ここでガトランティスとの遭遇、ガミラスとの共闘、派手な戦闘が描かれているのも、後の25話26話の展開を知っているとちょっと違和感が。
最終回前に既に新作映画の構想はあったようなので完全な後付けというわけではないですが、細かく組み立てられてきた全体のストーリーの流れの中では、少々浮き気味なのは否めないところです。

e0033570_21580309.jpg今では晴れて続編となる「宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち」が作られ、堂々とガトランティスが出てきていますが、「蛮族」とされた本作でのガトランティスのイメージは強烈でした。太鼓をドンドン、肉を貪り食う野人ぶり。ハイプオルガンに象徴される旧作の知的な雰囲気は微塵もありません。「丞相」とか「大都督」とかいう肩書も、この手の作品では珍しいかも。なんだよ「三国志」かよ、と思ったり思わなかったり…。

しかしこのイメージは「2202」ではあまり踏襲されていませんし、ガトランティスはヤマトを認識しているし、地球側にとってもガトランティスは既知の相手なので、旧作にあった「未知なる白色彗星=強大なるガトランティス」という図式が成り立たないのはなんだかしっくりこなかったのは旧作ファンのこだわりでしょうか。
続編が作られるかどうかわからない時期だったからこその作品で、いざ続編がスタートしてしまうと有難味が薄れてしまうのは致し方ないんでしょうね。

なので今後の注目ポイントとしては、本作で結ばれた古代とバーガーの絆、これが「2202」でどういう形で出てくるのかと、アケーリアス文明、ジレル人、地球人、ガミラス人、ガトランティス人、そしてテレサの関係が描かれるのかどうか、でしょうか。
もちろんこの作品を番外編として「なかったこと」にも出来るでしょうけれど、流石にそれはしないと思いますので、「2202」のスタッフがこの作品のどこを取捨選択し、「2202」という作品に落とし込んでいくのか、は気になるところです。

それにしても本作の古代の指揮ぶりは天晴れでしたね。
旧作の艦長代理としての古代を彷彿、というよりそれを凌駕する存在感でした。
「2202」では多くの悩みを抱えて精彩を欠き、今また土方を艦長に頂いたので直接指揮するシーンは減るかもしれませんが、”主人公として”の古代の活躍ぶりにも期待したいところです。

<過去記事>
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by odin2099 | 2018-04-14 22:09 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)
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