『X-MEN/ファイナルディシジョン』
2018年 05月 09日
なんか知らんがドロドロの恋愛模様を描く昼メロみたいな作品になっている。
とりあえず、というのは三部作の締めくくりとしてチャールズ、スコット、ジーンらを退場させ、エリックとレイブンをミュータントから只の人に変え、「本伝はこれでオシマイ。今後はスピンオフ作品を作ります」宣言を製作サイドがしたからだが、その一方でチャールズの再生とエリックの復活を匂わせ(というより堂々と描写してるが)、続編への布石を着々と打ってるのが未練がましいというか、商魂たくましいというか、ファンサービス?というか…。

ちなみにレギュラーメンバーでありながら、ロクに活躍もせずに序盤で姿を消すサイクロップスことスコットだが、これは演じているジェームズ・マーズデンが同時期に製作されていた『スーパーマン・リターンズ』に出演のため(という説明)。
前2作を監督していたブライアン・シンガーはこの3作目を降板し、代わりに『スーパーマン・リターンズ』の監督を選びその際にマーズデンを連れてったワケだが……。
あっちもたいして出番が多くないし、良い役でもないんだよな。なんだかチグハグ。
で、この三部作、なんだかんだで”主役”はマグニートーことエリックということでOK?
一番芯がブレてないし、渋くて格好良いのは認めざるを得ない。
<過去記事>
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