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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち』 第3巻

第3巻は第7話から第10話まで。
「宇宙戦艦ヤマト2」をなぞってはいますが、宇宙ボタルの一件などかなり趣の違うものになっています。
空間騎兵隊とヤマトクルーの衝突も「ヤマト2」ほどではなく、比較的穏やかな艦内かと思いきや、ガミラス人のキーマン、それに謎の女・桂木透子の暗躍が不穏な空気を持ち込んでいますが、正直こういう展開は望んでいないんですけどねえ。

e0033570_19464090.jpg「さらば宇宙戦艦ヤマト」や「ヤマト2」では、宇宙の危機を訴えるテレサのメッセージ、時を同じく出現した謎の白色彗星、この二つを強引に結びつけ(「ヤマト2」ではガトランティスの尖兵とヤマトが遭遇する描写がありますが)、反逆者の汚名を浴びせられながら旧ヤマト乗組員が旅立つというお話でした。
これが違和感ないのは、冒頭のナレーションで白色彗星=ガトランティスの暴挙が説明されているからですが、そんなことを知る由もないヤマト乗組員の行動は些か短絡的と言わざるを得ません。

この「2202」ではテレサのメッセージはピンポイントでヤマトクルーに届きます。これは旧作ほど古代が熱い男ではないので、漠然としたメッセージを受け取っただけで反逆罪を覚悟で行動するだろうか、というスタッフ側の疑問点から生じた改変のようです。
直接行動を促すメッセージを送られたために、古代はヤマトを動かす決意をする、という方がより自然だろうと考えられたのでしょう。実際にはキーマンやバレル大使ら地球駐在のガミラス人たちに唆されたようにも見えてしまいますが。

対するガトランティスですが、既に「2199」に登場し「星巡る方舟」ではヤマトとも直接戦火を交えていますから、強大な未知の敵のイメージは乏しく、謎に包まれてはいるものの既知の敵という扱いですし、白色彗星との関連もそれほど重要視されてはいません。
それにガトランティス側の描写も多く、しかも今回収録のエピソードでは早々にズォーダー大帝と古代が直接言葉を交わしてしまいますので、威圧感もありません。このあたりも自分の望んでいる展開ではないのですが。

テレサのメッセージは、それぞれ既に亡くなった親しかった身近な人物の姿を借りて届けられました。古代には沖田艦長、真田には古代守、斉藤は…桐生隊長でしょうか。
そんな中でヤマトクルーでただ一人メッセージを受け取らなかったのが森雪。記憶を失っているという「2199」からの設定を上手く活かし、メッセージを受け取らなかったにも関わらず、古代を信じて付いて行こうという雪の健気さを強調していますが、今度こそ雪の記憶喪失の謎、明かされるのでしょうか。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26114771/



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by odin2099 | 2018-05-16 19:52 | ビデオ | Trackback | Comments(0)
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