【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち~第五章 煉獄篇~』(2018)

**** ネタバレ注意! ****

第15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」、第16話「さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を」、第17話「土星沖海戦・波動砲艦隊集結せよ!」、第18話「ヤマト絶体絶命・悪魔の選択再び」をまとめて上映。

e0033570_14031168.jpg第四章ではガトランティス人とはどういう種族なのか、そしてテレサとは如何なる存在なのか、を解き明かしていったが、今回はアベルト・デスラーの生い立ち、そしてクラウス・キーマンの正体と彼が取った選択を前半部分で描き、後半は地球艦隊とガトランティス艦隊の一大決戦、そして再び突きつけられるズォーダーからの”悪魔の選択”、はたしてヤマトは?と盛り沢山。

アベルト・デスラーに関しては前作「宇宙戦艦ヤマト2199」の、特に終盤での不可解な行動に意味を持たせ復権させることに一応成功。万人が納得できるかどうかはわからないが、彼の行動もまた純粋にガミラス人とイスカンダル人を思ってのことだったことが説明される。旧作での「デスラーのテーマ(デスラー孤独)」もようやく画面を彩ることに。

そしてそのアベルトの甥であることが判明したキーマンことランハルト・デスラー。この二人のデスラーを翻弄するデスラー一族の悲劇。そして一旦はヤマトクルーを裏切り、更にはアベルトをも裏切ってヤマトを選んだその葛藤。ヤマト艦内におけるトラブルメーカーの可能性もあった彼だが、これで名実ともにヤマトクルーの一員となっていくのだろう。もっともこれは死亡フラグでもあるが。

死亡フラグといえば、今回もう一人該当する人物がいる。
それはズォーダーの”悪魔の選択”のターゲットとなってしまった加藤三郎。桂木透子から息子の病を治す薬を受け取ってしまった加藤、それと引き換えに彼が起こした行為によってヤマトは沈没。
先にバルゼー率いるガトランティス艦隊を辛うじて撃退したものの、白色彗星本体が出現したことにより壊滅状態に陥った地球艦隊に代わり、唯一の希望となったヤマトだったが…。

第19話「ヤマトを継ぐもの、その名は銀河」から、20話「ガトランティス、呪われし子ら」、21話「悪夢からの脱出!!」、22話「宿命の対決!」をまとめた第六章「回生篇」は11/2公開。

ヤマトの同型艦「銀河」(そのデザインは「復活篇<DC版>」に登場した「波動実験艦ムサシ」に類似)の登場や、更なる一大決戦に期待しつつ、既に「さらば」とも「ヤマト2」とも違う独自のストーリー展開に一抹の危惧や不安、そして個人的には望むべからざる方向へと漂うヤマトの進路に大いなる不満を抱き、次なる航海を待つ所存。そろそろ見限る潮時だろうか。


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by odin2099 | 2018-05-27 14:10 |  映画感想<ア行> | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from まっきいのつれづれあれこれ at 2018-05-27 18:59
タイトル : 『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち 第5章 煉獄篇』 ..
波動砲艦隊の波動砲一斉掃射 ついに白色彗星の中心が!! ということで、前作(当サ... more
Commented by Brian at 2018-05-28 17:09 x
エクスカリバーさん、こんにちは。

このネタは、やはりエクスカリバーさんを抜きにしては語れないし、最速で記事にしてることだろうと思いました(笑)
魑魅魍魎が多いので、それなりに伏線張るのは構わないのですが、伏線を張りすぎてお粗末な終わり方にして欲しくないのですけどねぇ・・・。
エクスカリバーさんの締めの言葉からすると、不安が募りますね・・・。
Commented by odin2099 at 2018-05-28 23:08
> Brianさん

ご期待に添えているかどうかはわかりませんが……

原典の「さらば」も「ヤマト2」も決して明るいお話ではありませんが、今度の「2202」はそれらとは違うベクトルで、重たく暗いお話になっています。
ヤマトクルーたちがズォーダー大帝によって、精神的に追い詰められていくというか。
別に「ヤマト」でそういう話を見たいとは思わないし、必要以上にキャラクターを追い詰めてもいい気持がしないので、自分の望むのとは違う物語になっている、と書いたのです。

ヤマトに代わる新戦艦「銀河」の登場とか、主役メカを交代させ続けた一時期のロボットアニメかよ!
――という気持ちにもなりますしね。
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