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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『パリ・オペラ座/夢を継ぐ者たち』(2016)

エトワールを教えるのは元エトワール。
パリ・オペラ座の夢と伝統が受け継がれていく過程を描いた「発見と感動のドキュメンタリー」…

なのだそうだが、美しくはあっても凡庸な構成に忍耐力が試されることに。
なまじ美しい映像なだけに、睡魔は容赦なく襲ってくる。

e0033570_20470921.jpg映画は、というと冒頭からトップダンサーたちの練習風景が延々と映し出されるだけ。そこに映し出されている彼、彼女たちが何者なのか、これといって説明はない。
観客は当然それを知っていて然るべき、というスタンスなのだろう。

熱心なバレエファンなら狂喜乱舞、垂涎ものの映像なのだろうが、門外漢にはその凄さはわからない。
続けてバレエ学校の子供たちへの指導風景も挟まれるが、彼、彼女たちが何を伝えようとしているのか、映画は何も語らない。

ある一定の期間に密着取材したものではなく、ある程度広範囲に亘って撮影されたアーカイヴ映像を断片的に織り込んでるらしく、そのことが一層映画をわかりづらくしているようだ。

若者が夢に向かって進んでいく、まるで青春モノを想起させる大仰な邦題も内容を表していないし、勿論バレエファンを新規に開拓しようという内容では凡そなく、究極のファンムービーと呼んだ方がしっくりくる作品だった。


by odin2099 | 2018-06-15 20:52 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)
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